英語を勉強するために、オンライン英会話サービスを利用し始めたけど・・・。
「英語力がなかなか伸びない」
「上手な利用方法がわからない」
という問題を抱えていませんか?
特に、普段仕事や育児・家事に追われている人にとって、学習の継続は難しいですよね。
そこで今日は効果的なオンラインレッスンの利用方法を、自身の経験に基づいて紹介していきます。
この記事を最後まで読めば、次回からのオンラインレッスンをもっと効果的に受講することができるようになります。
また、「予習や復習をする時間がない」という人のおすすめの受講方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
英会話での学習目標を立てる
学習目標は、ないよりかはあったほうがいいです。
なぜなら、最短で目的地へ向かうためです。
会話ができるようになりたいのに、リーディングばかりしていては進歩も遅くなってしまいます。
読む力も大事ですが、話せるようになりたいならやはりスピーキングに注力すべきでしょう。
ただ、最初期の段階から
「英語を使って何がしたいんだろう・・・」
というところまで回帰してしまうと、始めるのが億劫になってしまいます。
方向性はそのうち定まりますし、とにかくまず受講してみようという一歩が何よりも重要です。
良い先生を見つける
オンラインレッスンをする上で重要な要素として挙げられるのが
”良い先生に巡り合えるかどうか”
という点です。
もちろんこれは運の要素も絡みます。
良い先生を探すポイントとして、意識した方がいいポイントは
- 発音が良い(自分の目指すアクセント)
- さりげなく間違いを直してくれる
- 辛抱強い
- 聞き上手
このあたりでしょう。
それから、相性も大切です。
いくら経験年数の長いベテランの先生でも、価値観が違うと、意見が食い違って喧嘩っぽくなってしまうこともしばしば。
年齢が近いとか、共通の趣味があると、話も盛り上がります。
レッスン前は予習をする
ここから具体的なレッスンの利用方法について書いていきます。
まず、必ず予習をしてからレッスンに臨むようにしましょう。
なぜこれが重要かというと、行き当たりばったりの学習では効率が落ちるからです。
例を挙げてみましょう。
毎回、先生が準備したリーディング教材に取り組むとします。
短い文章とはいえ、知らない単語が多いと、意味も分からなければ発音も知らない。
これではいたずらに時間を失ってしまうだけです。
詳しくは後述しますが、予習・復習をする時間が全くない人なら仕方ありませんが、常に
「オンラインレッスンでしかできないことは何だろう?」
という部分にフォーカスして授業を受けることで、効率をアップさせることができます。
よって”自主的に宿題をつくる”という試みは、
予習→レッスン本番→復習
というプロセスの中で、3回も同じ内容に触れることができるので、記憶の効率も倍増します。
また、強制力が働くことで
「やらなきゃ!」
という気持ちを湧き起こすことができることもポイントですね。
レッスン中にやるべきこと
レッスン中にやるべきことは、ずばり2つ。
①発音の矯正
発音の矯正は、自分一人では行えません。
自分でこれでいいだろうと思っていることでも、実際には間違っていることは往々にして起こります。
発音の間違いちゃんと認識して、それを直してくれる先生がいるのといないのとでは、発音の向上に大きな差が生まれます。
②口語的アウトプットの練習
口語的アウトプットに関しても、オンラインレッスンで特に効果を発揮するもののひとつです。
きちんと自分の意見を伝え、相手が理解できるかどうか。
同時に相手の意見を聞き、自分が理解できるかどうか。
これが成り立たないうちは、会話するのが難しくなってしまうので、数をこなして練習しましょう。
ちなみに僕は授業中、こんな風にウィンドウを配置し、パソコンでメモを取っています。
※中国語のレッスン受講時ですが、英語も同じように作って大丈夫です。
※しかも僕は台湾に滞在→繁体字、先生は中国人→繁体字、と混同して統一感ないですがお気になさらずw
左側の表計算ソフトには
- 受講日、時間
- 先生の名前
- 語、表現
- 備考(その語や表現が出てきた時の状況や話の流れ。必要であれば訳も)
を記入しましょう。
これはもちろん好きにアレンジしてOKです。
僕は仕事の関係上エクセルを使用していますが、Goggleスプレッドシートなら無料で使えますし、性能も全く問題ありません。
これらのソフトはひとたび更新すれば他のデバイスでも同期でき、変更を自動的に保存・反映してくれます。
つまりスマホでも見れるので、前日のレッスンを通勤中の電車の中で確認、という極めて効率的な時間の使い方ができるのです。ありがとうGoogle!
右側のチャット画面に、自分が知らない語や聞き取れなかったものを先生にタイプしてもらい、それを表に書いていく流れですね。
翻訳は意味がわからないものに限り利用します。
手書きを推奨しないのは、時間がかかってせっかくの話す時間が減ってしまうのを避けるためです。
レッスン後は復習を忘れずに
復習は最低でも3回行います。
①レッスン後(内容をまとめる)
レッスン中の会話の内容は、記憶の中で点々と散らばってしまいます。
この内容を”時系列に則って点と点を線で繋ぐ”のが当日の復習の主たる目的です。
孤立したそれぞれの記憶も、ストーリー性を帯びると一気に覚えやすくなります。
授業中のメモを見返しながら
「なんでこういう会話の流れになったんだっけ?」
ということを思い出しながら、書き込んでいきましょう。
②翌日(前日学んだこと)
これをするかしないかで記憶層への定着に雲泥の差が出ます。
内容としてはこんな流れ。
どんなレッスンの内容だったかを思い出す
↓
ノートをざっと見直す
↓
知らない語や構文を別紙に書き出す
↓
自己テストを行う
重要なのは最後の自己テストを行うこと。なぜなら
脳は”思い出そうとする負荷”がかかると
「これは重要な情報だ!」
と認識し、覚えようとするからです。単純に効率がかなり上がります。
これについて細かく書いた”エビングハウスの忘却曲線を理解し勉強効率を格段に上げる方法”という記事があるので、参考にしてみてください。
③1ヶ月以内に1,2を見直す
最後は1ヶ月が経過する前に、①と②の過程をもう一度繰り返すこと。
時間が経ってしまうと忘れてしまいがちなので、ノートに次回復習する日程を書き込み、同じ日付を手帳にも書き込む習慣をつけましょう。
これでレッスンをした内容はそうそう忘れないはずです。
時間のない人は
・レッスンの中だけで全部完結させてOK
・授業始めにクイックレビュー
そして最後に時間のない人へ。
1日にいどれだけの時間が割けるか、という部分にもよりますが、できればレッスンは50分は確保したいです。
なぜなら1回のレッスンで復習と新しく習う部分を一緒にやってしまうからです。
この記事の最初の方に”行き当たりばったりのレッスンは効率が悪い”と書きましたが、時間がない人にとって予習する時間の確保は困難です。
こういった場合、
「予習ができないから」という理由でレッスンを受けないくらいなら、行き当たりばったりの方がまだマシなのです。
理由は単純で”語学力の発達のスピードはその言語に触れた時間に比例する”からです。
台湾で日本語と英語を教えている僕が受け持っている生徒さんでも
「今週は予習に時間が割けなさそうなので来週でもいいですか」
と言う生徒さんがいますが、そういう方はだいたい成長が遅いです。
予習できてないし宿題も終わってないけどとりあえずギチギチの予定にとりあえずレッスンねじ込んでとにかく継続!
というタイプが一番早く伸びます。
強制力を上手に利用して、その言語に脳を浸す時間を意図的に長くしているからです。
50分のレッスンが確保できたら、内容は3つ。
①最初の10分で前回のレッスンの復習
→内容・単語・文法を見直す
②25分で新しい内容に進む
→短いニュースの内容の把握等
③残りの15分で意見交換をする
→相手の意見を聞き取る練習、自分の意見を相手に伝える練習
という流れがおすすめです。
もし25分のレッスンしか確保できないなら、これをそのまま半分にしてしまえばOK。
レッスン後、授業の内容をサッとまとめて、このメモを移動中に確認できるようにしておくと理想的です。
まとめ
オンラインレッスンを有効に使うには、順序立ててルーティーンを組むことが重要となります。
闇雲にただ受けるだけでは、効率が落ちてしまいますし、それでは受講に払っているお金が勿体無いです。
特に
予習→レッスン→復習3回
という流れを毎回守る癖をつけることで、確実に英語力は向上します。
「あ、これこの前習ったやつだ!」
こういう経験が積み重なると、表現できることがどんどん増えていき、それに比例して楽しくなっていきます。ここまできてしまえばもう安泰と言ってもいいはずです。
どの語学を学習するときもそうですが、最初が一番辛いです。
言っていることが相手に伝わらない。
相手の言っていることが分からない。
なぜこういうことが起きるかといえば、
- 語彙力の不足
- 文法理解の不足
- 発音が聞き取れない
など、いろいろな要因が考えられますが、総じて言えることは、単純に「慣れていないから」です。
つまり慣れてしまえば問題ないのです。
だからレッスンを受講し始めて最初期の段階で、あまり理解できないからといって、落ち込むのはやめましょう。
どんなに理解できなくても
「とりあえず3ヶ月はやりきるぞ!」
という気持ちを持って、そしてのめり込み過ぎないようにやってみましょう。
必ず実感できるほどの成果があるはずです。
学習に行き詰まって困ったりしたら、いつでも気軽に連絡してください。
twitterからでもコンタクト可能です。
それでは!