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台湾の国立師範大学に3ヶ月留学してみた結果【台湾留学・ワーホリ】

中国語を勉強するために、台湾へ留学へ行こう!
と決めたはいいけど・・・。
特に首都である台北には、数多くの大学や語学学校があります。

「どこの学校がいいの?」
「学費によって差はあるの?」

と悩まれている方へ、今日は僕が実際に3ヶ月通った師範大学について書いていきます!

学校選びの参考になれば幸いです。

台湾師範大学とは?

正式名称:国立台湾師範大学

この大学の中のMTC(Mandarin Training Center:中国語学習センター)に通いました。
公式HP:https://mtc.ntnu.edu.tw/jap/

師大(スーダー)の略称で親しまれる当大学。
台湾国内でもかなり有名で、特に教員の育成に力を入れています。

僕が住んでいる台北市にも多くの語学学校や塾があるのですが、その多くでこの師範大学が開発した教材が使われています。

学費

コースにもよりますが、学費は他学校に比べ比較的高めです。

権威のある学校ですし、教材や施設も充実していて、教師の質も高いとあれば、学費が高くなるのは当然ですが、言っても3ヶ月間毎日2-3時間の授業を受けて日本円で10万円前後ですからね。

個人的にかなりコスパいいと思います。

学校名は伏せますが、シェアハウス居住時に出会った他の日本人学生から聞くところによると、ケチって安い大学に行って「失敗した・・・」と嘆いていました。

何が良くなかったのかと聞くと

  • 学校が小さい
  • 先生の変更ができない
  • 生徒がうるさい

という答えが。

先生の合う・合わないは完全に相性の問題なので、変えられないのは相当厳しいです。。。
僕もあまり貯金はありませんでしたが、こういうところで失敗しなかったのは運がよかったです。

学期コースの種類

コースの一覧はこんな感じになります。

コース一覧

ちょっとわかりづらいのでひとつひとつ説明していきます。

レギュラークラス

授業:月-金 2時間

表に記載のある補助授業というのはいわゆる”選択科目”です。
これは何かと言うと、一日中どこかしらの教室で様々なレッスンが行われており、例をあげると

  • 台湾の料理を作ってみよう
  • 中国の映画を中国語字幕で観よう
  • 大教室で初級者同士会話の練習してみよう
  • パソコン室でデジタル教材を使い理解を深めよう

みたいな感じです。

これ、後述するインテンシブクラスであれば「気になったら行く」くらいでいいんですが、レギュラークラスだと”週5時間の受講が必須”となります。これが結構厄介。

単位が足りないと、次回の学期に進む権利が与えられず、VISAの延長申請にも影響が出ます。

また、奨学金の申請や、他の大学の普通科への進学時にも支障をきたしてしまいます。

まあそりゃそうですよね。要約すると

「語学学校ですらちゃんと勉強してないのに、国内に留まることを許可したり、他の大学に推奨なんてできないよ!」

ということです。

逆に僕みたいに

  • 最初から3ヶ月しか行くつもりがない
  • ワーキングホリデーVISAで入国している
  • 大学進学の予定もない

というのであれば、サボったって問題ありません。

このレギュラークラスをまとめると
授業2時間 + 選択授業1時間 = 3時間
ということになります。

加えて、後述するインテンシブクラスよりも、テキストを進むスピードもゆっくりで、宿題もあまり出ません。

現地でアルバイトをして生活費を確保しなければいけなかったり、仕事をする必要がある場合は、こちらのコースがぴったりです。

インテンシブクラス

授業:月-金 3時間

補助授業の受講の必要なし

こっちはいわゆる”集中コース”ですね。

毎日みっちり3時間の授業、宿題ドッサリ、進むスピードも早い(レギュラーの約1.5倍)ので、のんびりしてると途端に授業についていけなくなります。

人数で分けられるコースA、コースB

上記ふたつのレギュラーコース、インテンシブクラス、どちらを選択してもAかBかという選択ができ、これは単純に

”小グループか大グループか”

の違いです。

想像に易いですが、少人数のAの方が先生と接する機会が多いので、費用も高くなります。
つまり
・少人数でガッツリ集中コース
が一番高くて
・大人数でゆっくりコース
が一番安い、ということになります。

※レートは2019年10月2日現在のものを参照

僕は貯金があまりなかったのと、生活費を稼ぐために現地で働く必要があったので、レギュラーコースB、つまりのんびり大人数のコースを受講。

期間

2019年3月〜5月(春季)

ベーシックなコースの1学期の長さは学校によって異なりますがここは3ヶ月です。
つまり1年に4学期あり、好きな長さに調整することができます。

もちろん1学期行って、3ヶ月休み、また通うといったことも可能。
その場合はその時点での中国語力を基に、レベル別でクラスが振り分けられます。

他にも短期集中コースや、夏の2ヶ月コース、オンラインマンツーマンコースなど、さすが著名な教育機関!という充実したラインナップが揃っています。

施設

師範大学のメイン校舎から通りを挟んで反対側、歩いて4-5分くらいのところ師範大学関係の建物が何棟も建っている場所があり、この中の一つの建物の6-9階にMTCの教室があります。

他にも

5階:大教室、PCルーム
6階:図書館、旧事務所(在学中に移動)
9階:新事務所

という感じで他の施設にもすぐアクセスできるので、移動は便利です。

1-4階、7-8階は結局どの部屋に入ることもありませんでしたが、少人数のBコースを受講した人は7-9階の教室を使用しているみたいでした。

どの教室も清潔で、充電ポートもあって快適です。冷水機があるのもポイントですね。

図書館も静かで勉強に集中できますが、4人がけの机は2人ずつ向き合うようなタイプの机しかなかったのが少し残念です。

また図書館には常に先生が誰かしらいて、わからないところを質問することができます!

これ結構すごいことですよね。

でも独り占めできないように1人15分前後と設定されていましたw

と言っても常に誰か質問している状況はあまりなく、ちらほら見かける程度でした。

クラスメイト

20人近くいたクラスメートですが、国際色豊かすぎてびっくり!
もしかしたら漏れがあるかも知れませんが、覚えているだけでも・・・

  • リビア人x2
  • オーストラリア人x1
  • ブラジル人x1
  • フィリピン人x1
  • スペイン人x1
  • インド人x1
  • ロシア人x1
  • イギリス人x1
  • ベトナム人x2
  • モロッコ人x1
  • インドネシア人x1
  • 韓国人x4
  • 日本人x3

といった具合でしたwカオス・・・

これだけ人数いるともうあれやこれや学校の外でも色々起きるわで、書き出すとすごい量になるのでまたの機会にしますw

授業内容

「こんな人数いてちゃんと勉強できんの!?」

と思いましたが、そこはさすがの師範大学。

熟練の素晴らしい先生と磨き上げられたカリキュラムで、ほとんど誰も取り残すことなく、グングン上達させてくれました。

どういう方式か説明していきます。

まず、僕らのクラスはほぼ全員”你好と謝謝しか知らないレベル”だったので、日本語でいうところの「あいうえお、かきくけこ、・・・」から始めます。

母音と子音の組み合わせを一周ずつ、「コ」の字型に並んだ生徒たちに発音させ、間違っていればササッと修正してくれます。

発音の基礎の基礎が終わったら、さっそく単語を学習していきます。
例えばこういうものです。

I =「我(wǒ)」
is/am/are =「是(shì)」
Japanese =「日本人(rìběn rén)」

この組み合わせで、「我是日本人(私は日本人です)」ということが伝えられるようになります。

これを生徒に教え、発音させることで、各国の中国語名と発音が記憶できます。

これは考えてみたらかなり秀逸な授業の始め方です。

外国人としてその国で生活を始める場合、自分が何人なのかを、その国の言葉で相手に伝える必要があります。
つまりこれは名前の次に重要な情報です。

そして、相手がどこの出身かを言った際に自分が発音を認識できなければ、一番最初のコミュニケーションはそこで止まってしまいます。

これを、大勢いるクラスメートで一緒に”誰はどこの出身か”を覚えることで、記憶しやすくし、またその後に行う

「你是哪國人? / あなたは何人ですか?」
「我是日本人。你呢? / 私は日本人です。あなたは?」

というロールプレイでさらに、その記憶は強固なものとなります。

自分に関係する情報を覚えたあとは、早速テキストに取り組んでいきます。

先生が準備してくれるカードとスライドを用いながら、単語を発音し、覚え、用法を習い、生徒に簡単な文章を作らせます。

例えば「喜歡 Xǐhuān = 好き」という単語を覚えるときは、「好き」という動詞だけでなく、目的語となる単語も一緒に覚えます。それだけで簡単な文章が作れます。

単語の学習が終わったら、テキストの文章を文法に則って読み解いていき、二人一組でロールプレイしたり、テキストを閉じ、先生が読み上げた文章を聞き取って中国語におこせるかどうかの”ディクテーション”を行ったりします。

先生

僕たちの担当は吳先生(ウー先生)という教師歴25年以上のベテラン。

教え方もとっても丁寧で、共通言語である英語はほとんど使わず、簡単な単語を使ってゆっくりとした発音
で教えてくれます。

授業の後も、レッスン中にわからなかったものを貴重な時間を割いて質問に答えてくれます。

先生に関しては、本当に相性の問題なので、最初の一週間ほど受けてみて、「合わないな」と思ったらすぐ違うクラスを受講してみるのも効果的です。

この”検討できる期間”が学期が始まって2週間くらいあるので、その間に自分の受けたいクラスを見つけられるようにしましょう。

まとめ

1学期しか行きませんでしたが、3ヶ月行ってみて満足度は満点!という気持ちです。

ちなみに僕が学校を継続しなかったのは資金的にもそうですが、

”勉強の方法が分かったから”という理由が一番大きいです。

学校へ行くことで自分の弱点や伸ばすべきポイントを見つけ、的を絞ったら、そこを潰すために時間とお金を投資していく。
これが最短効率でかつコスパも高いと思います。

たとえば僕の場合だったら必要不可欠な語彙力強化&総合力を鍛えるためにHSK(中国語版TOEIC)、アウトプットの機会を強制的に作るためのオンラインレッスンなどです。

※中国語学習半年を経てどれくらいのレベルになったのかはこちら(https://rui-blog.net/archives/892)の記事にまとめました。

学校に通うことで一番大きいのはやはり”人との出会い”です。

いろいろな国の人と知り合えるのはそれだけで大きいことだし、慣れない異国でクラスメートという一緒に遊びにいける仲間が増えるのはかなり心強いです。

また、それぞれがそれぞれに現地の友達などのローカルのネットワークと繋がっていくので、その輪は時間に比例してどんどん大きくなります。

そしてせっかく学校に行くなら、施設やカリキュラムが充実しているところを選んで、プラスアルファの恩恵が享受できるところが理想的です。

その点この師範大学は特におすすめなので、ぜひ検討してみてくださいね。

それでは!