台湾の給与・生活費は?実際に働いて生活してみた感想

貧乏したこと、ありますか?

著名人でも貧乏の経験がある人は意外と
多いですが、なんとなくその貧乏生活で
学びを得たり、反動でグーンと伸びる人は
多いように感じます。

今回書いていくのは台湾で僕が経験した
貧乏生活と、そこからの脱却についてですw

まあ正直、今回に関しては自分の準備不足や
認識が甘すぎた部分は多くありますが
国を問わず、同じようにワーホリで
サバイバルしようと思っている人には
何かしらヒントがあると思います。

台湾の生活、決して楽じゃない

台湾と聞いて何を思い浮かべますか?
僕は渡航前の状態だったら・・・

  • ジブリ映画”千と千尋の神隠し”の舞台
  • 小籠包おいしい
  • 物価安い
  • 3.11の地震の時はかなり大きな援助をしてくれた
  • つまり親日家の人が多い?
  • ビビアン・スーきれい

こんなイメージでした。

物価が安い国って、なんとなく
生活しやすいイメージありません?

僕はそういう印象あったんですけど
実際に生活してわかったことは

「日本円で稼ぐから物価の安さが実感できる」んです。

物価の安い国は給料も安いですから
当然安い給料で生活するのはキツイわけです。

どういうことか、例を挙げてみましょう。

日本全体の平均年収は約420万円、
中央値は約360万円。

お金持ちもひっくるめた全体の
”平均年収”ではなく、今回は多数派の
感覚に近い”中央値”で考えます。

台湾はどうでしょうか。

公式の発表だと平均年収は約210万円。

「日本の2/3かぁ、へえ、悪くないじゃん。」
と思いますが
実際の中央値は約170万円と言われています。

日本のだいたい半分じゃん!と。
(参考:台湾にゃも。https://nyamo.life/archives/my-monthly-salary.html)

つまりですよ(重要)。

こっちに売ってるものを
日本円に換算して、さらに
それを2倍にすれば日本での
金銭感覚と大体同じになるわけです。

例えば、台湾のアルバイトの最低賃金は150元。

この記事を書いている2019年8月15日現在のレートが
1TWD=3.38円。

単純な日本円換算で507円。
さっきの理屈でこれを2倍にすると、1014円。

東京都内のアルバイトの最低賃金が985円。
(参考:タウンワーク https://townwork.net/twc/info/saiteichingin/index.html)

ほら、大体同じでしょ?

じゃあ物価はどうなのか?
一般的な値段で比較してみましょう。

【コンビニの350ml缶ビール:35元】

35元 x 3.38 (日本円換算) = 118.3円
2倍にすると 236.6円 (日本での価値)

日本のコンビニで売られているビールは
大体238円なので、びっくりするぐらい
ほぼ同じ価値になります。

【小さくて安い小料理屋でランチ:90元〜100元】

例1) 小籠包65元 + 魯肉飯25元 = 90元
90元 x 3.38 (日本円換算) = 304.2円
2倍にすると 604.4円 (日本での価値)

例2) 乾拌麵60元 + スープ40元 = 100元
100元 x 3.38 (日本円換算) = 338円
2倍にすると 676円 (日本での価値)

個人的にこの金額もかなり日本での
感覚に近いように思います。

【台湾式居酒屋=熱炒(ルーチャオ)で飲み会】

ビール、おかずをシェアすると平均300〜400元です。

300〜400元 x 3.38 (日本円換算) = 1,014~1,352円
2倍にすると 2,028円~2,704円 (日本での価値)

一緒に行く人や飲む量・食べる量にも
よりますが、台湾での飲み会は日本の
居酒屋よりも少し安いかな、という印象。

これらの金額をみてみると、

”賃金に対する出費の比率”に大きな変化はあまりない

ということが言えそうです。

しかし!!!!
固定費の部分はどうでしょうか。

例えば
・家賃
・ケータイ代

これだけは家に住んで電話を使う限り
毎月必ず発生します。

ホームレス生活はできないし
海外生活において情報収集は生命維持に
関わるので、ここは絶対条件として組み込みます笑

家賃

どの国でもそうですが、外国人への
賃貸はあまり明るくないです。

そりゃそうだ、ネイティブより信頼おけないもの。

どっか行っちゃうかもしれないし
他の住人や近隣住民とトラブルに
なるかもしれないし。

というわけでネイティブと同じような金額、
具体的にはシェアハウスでユニットバス、
風呂トイレ共同、みたいな物件を
5000〜8000元とかで借りるのは超絶難易度なわけです。

(さっきの”僕的日本での金銭感覚計算式x6.76”に当て込むと
33,800円〜54,080円。日本の安アパートと同じ価格帯)

僕が今住んでるシェアハウスの部屋は

「7人入居可、二人部屋、ユニットバス、最大四人で1つのバスルームをシェア」

という全くもって快適とは言えない環境で

家賃・光熱費・ネットぜーんぶ込み込みで
10700元。
(先ほどの計算式に当て込むと¥72,332!)

東京でもちょっと良いアパートに住めるぞ・・・。
っつー値段なわけです。

携帯代

じゃあ現地で契約した通信料は?

大体どの通信会社と契約しても999元(通信量上限なし)です。
さっきの”計算式x6.76” → 6,753円。

これは通信制限がないのでお得に感じるかも。
でも生活費はもちろん圧迫されます。

つーわけで毎月の固定費は

11,699元。日本感覚で78,085円。

これを学校に通いながらアルバイトでまかなうと
考えてみてください。
まあまあきつい生活が想像できるでしょ(泣)。

というわけで次回は

「貧乏生活をどうやって脱却したのか」
「 その具体的な方法や、使ったツール、 ウェブサイト等」

を紹介していきます。

それでは。