もしも他言語に堪能だったら、どんなことをしてみたいですか?
その言葉が話されている国に行き、人と話し、歴史を知り、美味しい食べ物をいただき、観光地を巡る。
そういう旅行でももちろん役に立ちますが、一番の醍醐味は、僕は
”その国の友達ができること”
だと思います。
なぜなら、国籍を問わず好きな人に会う、ということが人生の幸福度に大きく関係すると僕は考えているからです。
今日はTwitterで見かけた
「言語に堪能でないと友達はできないのか?」
という、言語能力と新しい人と知り合うことの関係性について話していこうと思います。
ちなみに、先に僕の意見を述べておくと
答えは「そんなことはない」です。
言語能力とできる友達の質には関係がないと考えます。
目次
英語ができないと友達ができないのか?
先日Twitterにて、海外在住の日本人の方の、こういった趣旨の投稿を見つけました。
ある程度の英語のレベルがないと、仲のいい友達なんてできない。どういう考えを持っているかを示す手段がないのに、フィーリングで友達になっても、深い関係にはなれない
これを見た時に僕は
「うーん。そうとも言い切れないと思うんだけど・・・」
と思いました。
何より、純英語圏に暮らし、普段はフォロワーに対してネイティブがよく使う表現や、現地の情報を発信している彼のその投稿を見たことによって
「英語が話せないと英語圏に行っても友達を作ることなんて出来ないのか…」
と思ってしまう人がもしいたら嫌だな、と思いました。
友達の境界線
ここで定義付けが難しいのが”友達の境界線”です。
上記に紹介した「いい友達」というのを、何でも気軽に話せて、深い内容のことまで話せるのが”良い友達”と定義するなら、確かにある程度のコミュニケーション能力は求められるでしょう。
でも友達って果たしてそんなにハードルの高いものなのでしょうか?
実体験
僕は現在29歳です。25歳で初めて留学へ行きました。
7ヶ月のフィリピン留学の後、カナダへ1年滞在し、現在は台湾で生活し始め8ヶ月経ちました。
フィリピンで勉強していたとは言え、カナダに到着したころは現地の英語のスピードや、聞いたことのない表現に悪戦苦闘しましたし、台湾にいたっては中国語ゼロで降り立ったので、日常会話はおろか飲食店での注文すら難しいという状況でした。
そんな中でも友達は、国籍に関係なくできます。
新しい人と出会う機会に積極的に赴き、楽しいことをシェアすれば、言語は特に足枷になりません。
言っていることが完全に分からなくても、言わんとしていることはなんとなく伝わります。
それは声のトーンや、口調、表情、言葉遣いに表れるからです。
語り合える = 良質な関係?
カップルはどうでしょうか。
お互いの母国語をほとんど話せないカップルも決して珍しくないですし、僕は日本人の奥さんとカナディアンの旦那さんという夫婦の家に居候したことがあります。
旦那さんは日本語ゼロ、奥さんの方も英語をほとんど話せないという状態でしたが、それでも結婚して共同生活ができるわけです。
同じ時間を共有して相手の考え方を知るのも、伝えたいことを伝えられるようになる方法のひとつです。
これは“コミュニケーションは共通言語なしでも成り立つ”と言ってもいいと、僕は思います。
むしろ、最初こそたどたどしい表現しかできなかったのに、友人や恋人ができることによって語学力が爆伸びするケースも決して珍しくありません。
そのきっかけとなるのは、趣味や嗜好品などの方が多いのではないでしょうか。
まとめ:英語はできなくても友達はできる
友達を作る上で一番大切なことは
第一に、外へ出ること。
第二に、恥ずかしがらないこと。
僕が海外生活で学んだ、とても重要なことです。
発音や文法を間違えているからと言って、笑ってくる人なんて、全体の1%未満です。
もしそんなことされたら「じゃああなたは何カ国語を喋れますか?」と聞いてやりましょう笑。
多くの人は言葉の壁を感じ、自分から話しかけられなかったり、恥ずかしがって母国語のコミュニティの中に籠ったりします。
それはそれで決して悪いことではないのですが、
思い切って話しかけ、異国の友達を作った方が、刺激的で得るもの・学ぶものの多い時間を過ごすことができます。
そして、友達を作りながら、勉強して身につけていけばいいのです。
最初が一番勇気が要ります。
一歩踏み出すことによって、その後の挑戦が確実に楽になります。
現在の英語力に自信がなくても、勢いで新しい環境に突っ込めば、必ずリターンがあります。
勇気を持って、挑戦してみてくださいね。
それでは!