絶望の淵から救ってくれた海外の魅力

海外旅行は好きですか?
好きだとしたら、なぜ好きなのですか?

綺麗な場所を訪れる、美味しいものを食べる、多種多様な文化を知る・・・
目的や理由はたくさんあると思います。

逆に、もし好きでないとしたら、
それはなぜでしょう?

お金がかかる、時間がない、日本語以外話せない、なんとなく腰が重い…

実はこれらの”行かない理由”
めっちゃよくわかりますw

フィリピン留学を皮切りにフットワークがめちゃくちゃ軽くなった僕も、かつては
「ひとりで旅行なんて・・・」
というタイプでした。

でも今は違います。
海外旅行は、

誰にでも気軽にできて、
コスト対効果が抜群に良い最強の自己投資

だと考えています。
今回の記事は、
海外旅行に行くと良いことしかない!
ということを書いていきます。

自分の生まれた国のことを知る大切さ

僕は日本に生まれ、日本で教育を受けて育った、れっきとした日本人です。

25歳でフィリピン留学を経験するまで、海外に長期で滞在したことなどありませんでした。
そのあとカナダに留学し、現在は台湾で仕事をして生活をしていますが、僕はそれまで、
本当の意味での”日本”を知らなかった
ように思います。

どういうことかというと、要するに、

知らなければ、比べようがないのです。

日本がどういう国なのか、ということは、インターネットで調べればすぐにわかります。
文化、歴史、人口、面積、経済力、軍事力、風習・習慣、etc…

でもそれは
”日本人としての日本についての知識”
であって、
”世界196カ国の中で、どんな国なのか”
これは実際に他国に行き、自分の目で見ないうちは、判断できません。

自分の国のことを知ることはとても重要です。
何故なら文化や習慣が個人の人格形成に深く影響するからです。

今まで培われてきた常識や自分にとっての
”当たり前”は、”日本人にとっての当たり前”に
過ぎないことが、多くあります。

海外に行けば自分も”外国人”

日本における外国人の数が増えていっています。
様々な業界で外国人の存在が話題となり、議論されていますが、当然ながら自分も外国にいけば”外国人”。

他国を実際に自分の目で見て、その国の言語を聞き、匂いを嗅ぎ、食べ物を食べて、文化に触れる・・・そこで始めて国境というフィルターを通して、日本という国を知ることができます。

自分がどういう環境で生きているか、ということは、自分が生きている環境から出ない限りはなかなかわかりません。

僕は、これまで旅行は結構行っていましたが、だいたいは小さい時に両親に連れられて、だったので、100パーセント自分の感覚と意思で海外を見たことは、単身で留学するまでなかったように思います。

だから、言語すら違う国で、一人で働いて稼いで、身の回りのことを全てしなければいけない状況で生活して、いろんな国のいろんな人と会って、
「僕はなんて小さな世界で生きていたんだろう・・・」
と驚きました。
井の中の蛙ってやつです。
そらしょうがない、井戸から出たことなかったんだから。

「見聞が広がる」はメリットしかない

海外旅行に出て、
「ヤッホー!あー楽しかった!」
だけで終わることは、まずないと思います。
おそらく誰しもが、自分のアイデンティティと照らし合わせるはずです。

なぜ海外が魅力的に映るのか
という秘密がここにあります。
違う世界を知ると、今まで当たり前じゃなかったことが、当たり前ではなくなります。
実家暮らしから一人暮らしになった途端に、両親のありがたさを知ることと同じです。

一度知ると、
「なんて素晴らしいことなんだ!」
と実感することができます。

少なくとも僕の知る限り、ですが、海外に出て知った日本の良い部分を挙げてみます。

  • 日本ほど安全な国は少ない
    安全の判断基準は「夜道を女性が一人で歩いても犯罪に遭う可能性が低い」という点。治安の悪い国では、誰も夜道を一人で歩きません、絶対に何か起きるから。
    それに、トイレに行く時に荷物置いていける国なんて、日本も含めて世界中でほんの僅か。
  • 公共施設、特にトイレがむちゃくちゃに綺麗
    日本人は元来とても綺麗好き(というか、綺麗な環境で育つから、自然と綺麗好きになる)。
    国名は伏せますが、ありえないくらい汚くて「これなら用を足さない方がマシだ・・・」と思ったことが何度かありますw
  • 責任感が強く、まじめな人の絶対数がとても多い
    日本ほど「お金もらってるんだから、最低これくらいはしなきゃね」という意識で仕事に取り組んでいる国は、なかなかない。
    おしゃべりしながら、何か食べながら、スマホいじりながら、働くなんて、他の国に行ったら当たり前のように起きています。
  • ごはんが美味しい、安い
    日本で不味いメシにありつく方が難しい。諸外国では「安かろう、悪かろう」が多いが、安価でもクオリティの高い食事は、日本ならでは。
    しかも法律で定められている衛生管理がめちゃくちゃ厳しいので、食中毒になるリスクも本当に低い。
    お店も綺麗なところばっかり。
  • 「日本製」ブランドの強さ
    これは外国の友達と話していると結構話題になりやすい。車、バイクにはじまり、電子機器、時計など身近なものまで、「日本の製品はマジで丈夫で、全然壊れない。だから少し値が張っても、長い目で見るとコスパがめちゃくちゃ良い」と言ってくれる。

などなど。
よくない部分ももちろんありますが、トータルで考えて日本は世界的に「良い国」と言えると思います。

この視点を持つと、好循環が生まれます。

世界の広さを知る
 ↓
見聞が広がる
 ↓
今までと違う視点で物事を考えることができる
 ↓
幸せを実感したり、良くない部分の具体的な改善方法が見つかる
 ↓
QOL(Quality Of Life)が向上する
 ↓
もっと色々な世界を見たくなる・・・

こんな具合です。

なぜ行かないのか。行かない理由とは?

では、一番最初に触れた、「なぜ行かないのか?」を考え、その理由を潰していきます。

お金がないから行かない、行けない

これについてはもう答えはひとつしかありません

貯金しましょう。笑

おすすめは、
最初に目的地と、行く時期を決めること。
「遠いからやめよう」とか、「高いからやめよう」はナシ。
行きたい国を決めたら、いつ行くのか、そこに対しいくらかかるのか、を考え、計画的に貯金します。

「今あるお金で、今できる範囲で考えよ〜」がダメな理由は、わくわく計画することによってその旅行のクオリティがグッと上がるからです。

行かないよりはマシですが、
「いつでも行ける」
という考えと、
「せっかくお金を貯めて行くんだ、
 絶対に最高の思い出にしよう!」
という考えでは、気合いの入り方が違うし、
結果的に満足度に大きな差が生まれます。

あとこれは確実に言えることですが、文化的相違が大きければ大きいほど、得るものも多くなります。
だから、個人的には、距離が遠くなればコストが高くなるのも、至極当然のことのように思います。

とはいえ遠い国はハードルが高いです。
まずは韓国や台湾、グアム、サイパン、ハワイなど、近場で気軽に行けるところがいいかもしれません。

外国語が喋れないから行けない、行かない

断言します。

これは想像している以上に問題になりません。

考えてもみてください。
旅行をするだけなのに、高い言語能力が求められるシチュエーションが、一体どれだけあるか?

絶対に必要な会話といえば、空港での入国審査の時くらい。それでも聞かれることなんてたかが知れています。事前に調べるもよし、前の人の真似をするもよし。

でももっと言えば、空港の職員なんかは誰よりも多く、外国人を見てきているはずです。
英語が喋れなくて怒られるなんてことはまずないし、それでトラブルに巻き込まれることはまずないでしょう。

コンビニや飲食店でも、指を指して注文できるし、お金を払うのに会話は必要ありません。
確かに言葉はできるに越したことはありませんが、今は指さし会話シートなるものもあるし、必須ではありません。

今では精度もかなり上がったし、
Google Translation(グーグル翻訳)も結構活躍してくれますよ。

腰が重い、行動に移せないから行けない、行かない

これが一番厄介かもしれない。笑

興味が沸かないうちは自発的に行動するのは難しいから、
「約束された結果」
みたいなものがないと、決定打にはなり得ないでしょう。

僕からしたら、もう

”海外に行く=何かしらの学びが絶対にある”

という方程式が出来上がっているから、
多少お金がかかっても継続的に行くし、
できることなら長期滞在をしたいと考えています。
(観光で行くのと、実際に現地で働いて生活することでは大きな差があるため)

だから、
「ここに行けば絶対に良い経験になる!」
といった、ある種の思い込みはあった方がいいかも。

大丈夫!
その考えは絶対に間違えではないので!

結論:海外旅行は誰もが気軽にできる最強の自己投資

ということで今回は海外へ出ることのメリットについて書いてみました。

本を読む、映画を見る、勉強をする、などなど、自分をアップデートする方法は無数にありますが、

海外旅行ほどコストに対するリターンが大きいものはないと思います。

行ったことのない国へ行く。
それだけで、人生における重要な”価値観”を
根こそぎ変えてくれる可能性を大いに秘めています。

「今まで行ったことがない」
という人にこそ、挑戦してほしいです。

誰しもが、最初は初心者。
でもそれは決して恥ずかしいことではないし、
勇気を出して踏み出した一歩先には、必ず約束された幸福が待ち受けています。