【勝手に “しくじり先生” #01】フリーランスになるのに失敗した話

突然ですが皆さんはフリーランスになるまでにどれぐらいを歳月を要しましたか?

または、これからフリーランスになろうという方はどのような事業計画を持っていますか?

実は僕は一度、フリーランスになろうとして失敗しています。

正確には失敗したというよりフリーランスになるのにてこずりまくり、結局別の会社で働くことが決まってしまったのでフリーランスになることを諦めたと言った方が近いでしょう。

今回はその時のことを振り返って「なぜフリーランスになることが出来なかったのか」という失敗談をしていこうと思います。

フリーランスになろうとした経緯

僕の経歴はちょっとぐちゃぐちゃすぎて書き出すと長くなってしまうので詳細はこのブログの固定ページを参照していただきたいのですが、それまで中途半端に会社員をしたりフリーターをしたりしてフラフラしていた典型的なダメダメバンドマンだった僕は(今でもバンドマンですが)25歳に何かに憑かれたかのような勢いで留学を決意し、ゴリゴリ英語を勉強し始めます。

会社員がもともと体に合っていたかといえば決してそんなことはなく、むしろ小さい時から組織やグループに縛られたり誰かから行動を制限されたり何かを強制させられることを嫌う性格でした。

僕の場合最初の留学地はフィリピンだったのですが、その後すぐにカナダへ渡航し、現地で働きながら英語を習得。

その後は「今からまた会社員になるのもなぁ…」という思いもあり、個人事業主として働くことができないか考えたり模索して行動したりしていました。

しかし、これがまあ、

一言に、、、

稼げない。

当時何をしようとしていたかと言うと、比較的短時間で上達させることのできた英語を他の誰かに教える側に回ったり、翻訳通訳の仕事を自分個人で請け負おうとしていました。

個人事業主として働いている人の下について仕事をしたりもしましたが、そちらでは結構大きな怪我をして断念せざるを得ない状況に。

今考えるとまぁ、なんというか…

短絡的すぎ。w

要するに僕はマーケティングのマの字も知らなかった・理解していなかったのです。ビジネスとはなんぞや、という根本的な理解がゼロだったわけです。

失敗した理由を考える

それではここから、突っ込みどころ満載ですが、具体的にどの辺がいけなかったのか考察していきます。

ビジネスモデルの構造を理解していなかった

フリーランスで仕事をしていこうと思ったら、ほとんどの場合、ある程度ビジネスモデルの構造そのものを理解していないとマネタイズすることは難しいです。

例えば、魚を獲ろうと思ったら、魚の泳いでいない海では網を張っても獲物はかからないし、大きなマグロを竹で作った釣り竿で釣ることはできません。逆にどんなに優れた道具を持っていようが、使っているのがプールの中だと後々気づいても、ジョークにすらなりません。

しかしこれは理解が及んでいないと難しい部分があって、現に僕は「英語が話せればどうにかなる」と大きな勘違いをしていました。

「英語を使って何がしたいのか」が一番重要なのです。

行動力・勉強が足りなかった

加えて、当時は「やった気になっていただけだなあー…」と、今振り返ると思います。

ただ人に会えばそれが「行動」になっていると勘違いしていたし、普通に考えれば新しい人に会うだけで仕事が増えるなら誰も苦労しません。

例えばこのケースで言うともし英語一本で仕事を増やそうとするなら ” 誰がどのような事業にお金を使っていて・そのサービスの恩恵を受けようとしているのは誰で・どこにいるのか・絶対数はどれくらいの規模があり・市場価値はどれくらい高いのか・競合がいるのかいないのか・先行者優位が働く業界なのか否か…

こういった市場の大きさや仕組みも全く考えず、また勉強しようとすらしていませんでした。そりゃ儲からないわ。

明らかな行動不足・努力不足です。

結果にこだわらなかった

そして結果や数字にこだわらなかったのも大きな敗因と言えるでしょう。

具体的な目標を持って何かに取り組んでいかないと「なんとなく」で稼ぐことはできません。

「月にいくら稼ぎたいのか」をまず考える必要があります。

「多ければ多い方が良い」とかじゃダメです。なぜかというと、逆算して必要な要素に分解しフローに落とし込むことができないからです。

副業で月5万稼ぎたい!なら、一本5000円の案件を月に10本。コツコツやれば射程範囲内ですし、100万稼ぐなら高額案件を得られなければほぼ不可能…となると企業案件を狙うしかない!となるわけです。

その目標を達成するためには何をしなければいけないかは、まず目標を設定しないと見えてきません。

そして達成する頃には、目標に向けて完走するための技術だけでなく、仕事に立ち向かう度胸と、効率的に作業をするノウハウが身についているはずです。

その武器を元に、さらなる飛躍も視野に入れて考えることもできるようになっているでしょう。

まとめ

戦略や具体的な道筋がなければ、フリーランスとして仕事を獲得し、金銭を獲得していくのはかなり難しいです。

逆に、きちんとした事業計画を持ち、スキルと単価感を把握した後で成果物から報酬を逆算できるようになれば、副業でコツコツ稼いでいくことも難しくないと言えます。

今回は僕の恥ずかしい失敗談を書きましたが笑、今フリーランスとして奮闘している人、これからフリーランスになろうとしている人の参考になれば嬉しいです。

それでは!