台北での貧乏学生生活からの脱却した方法と実際に使ったツール【巨大掲示板PTT】

今回書いていくのは前回書いた

台湾の給与・生活費は?実際に働いて生活してみた感想

こうした生活からの脱却についてです。

前回も書きましたが、国を問わず、同じようにワーホリで
サバイバルしようと思っている人に
何かしらヒントになると嬉しいです。

低賃金 × 想定外のトラブル = 貧乏 の方程式

今やインターネット環境さえあれば
クラウドで仕事を得たりして
いつでもどこでもお金を稼げるよ!
という仕事は多くなっていますが

残念ながら台湾に降り立った段階では
そういう収入源もなく、少ない貯金を
切り崩しながら生活することになるわけです。

自分のせいっちゃせいだけど、
まあ大体こんなもんでしょう。

(かと言ってお金貯める時間がもったいないと
僕は常に思うので、生命の存続が可能なレベルなら
「とりあえず」行きます。)

具体的な仕事探しの方法を書いていきます。
まず、日本人の求人サイト

台北掲示板(https://kaigai-bbs.com/twn/tpe/)

を渡航前かチェックしていたので
自分でもできそうな仕事をピックアップして
メールを送りまくります。

返信があったもので条件がよさそうなのから
優先的に面接のアポをとります。
無事、到着後4日目で面接。

向かったのは例に漏れずラーメン屋のアルバイト。

カナダでもラーメン屋
(つっても高級志向のスーパーオシャレな
ラーメン”BAR”だったけどw)
で働いた経験があるので、即戦力になれますよとアピール。

でも掲示板に書いてあったのといろいろ相違が・・・。

  • 時給180元から!と書いてあったのに
    研修中150元からのスタート
  • 中国語できなくておっけー!
    とあったが客の9割台湾人
    日本人スタッフゼロ
  • 毎月給与上がる査定をするよ!
    →空前絶後の大ウソ

という具合で
「大丈夫かな・・・」と不安になるものの

  • とりあえず繋ぎでもいいから仕事見つけなきゃ
  • 低賃金でもまかないでご飯食べれるのは大きい
  • ていうかとりあえずラーメン食べたい
  • ていうか逆に、ほぼ中国語環境なら
    成長早いんじゃないの?チャンス!

これらの理由で働き始めることに。

研修が終わったところで、時給155元。

学校が8:00~10時、下校後レンタサイクルで爆走し
10:30〜20:00まで休憩なしで働き
帰って予習・復習をして就寝・・・
毎朝7時に起床!という生活。

ただこんだけやったところで
7時間半×週4で働いても
2万元なんて届かないわけですよ。
これに加え前回の記事で書いた

固定費+生活費のイタイ出費。

プラス想定外の事態、たとえば

・バイト減らされる(不可抗力)
・シェアハウスでお金盗まれる(自己責任)
・超絶ひどい風邪引いて病院
  →問診だけで1500元!!?!?!

みたいなことが起きて、収入は減り出費は増え
月に1,2回友達と遊びにいけるのがやっとで
マジで苦しい生活してましたw
大好きなビールも飲めなかったし。

ただ貧乏生活で悪いことばかりか、
というとそうでもなくて。
誘惑を断ち切ってとりあえず勉強したことで
また、ほぼ中国語環境で仕事できたことで
生活に困らない程度の中国語はすぐ身につきました。

一番プラスに作用したのは

「こんなクソみたいな生活で終わらせねえぞ」

という反動でいろいろ手を出しまくれたこと。
まあ、元はと言えば、貧乏生活を
招いたのは他でもない自分自身だし。

そして貧乏からの脱却

まあ学生しながら働くんなら大体は
そんなもんですわな。時間的な余裕はないし
とりあえず勉強に集中したいし。

学校が終わった6月から
快進撃が始まります。

まず学校が引けて朝の時間が空いたので
バイトの時間を朝〜夕方に移動。

そしてどう考えても時給155元では時間効率が
悪すぎるので、バイトの時間を短縮し
単価の高い仕事を探す。

ここで見つけたのがオンラインチューター
(インターネットのマンツーマンレッスン)と
台北の巨大ネット掲示板”PTT”の活用法。

台湾には多くの日本語学習者がいるので
チューター職は需要があります。

申し込み〜働き始めるまでいろんな関門が
ありましたが、無事合格して勤務開始。

50分の授業1コマで11USD
現在のレートで約345元。

ラーメン屋の倍以上じゃん!!

しかもキッチンの中みたいにい暑くないし
座って仕事できる、時間のあるときにできる。
これが神か。

”PTT”というのはいわゆる

クラシファイドのコミュニティサイト
(目的や地域によって分類された交流サイト)

で、求職から賃貸、物販、
趣味の仲間募集など、あらゆるものがあります。

どこの国にもこういったサイトはあると
思うのですが、ここの”語学カテゴリー”に

自分のプロフィール、経歴、レッスンの内容

などなどを表記して、投稿。
あとは連絡を待つだけです。

記事の投稿に関しては、クラスメイトの仲良しの
韓国人の彼女が台湾人で、英語も上手だったので

まず彼女に現文を送って、英語と中国語の両方で
投稿してもらいました。

この時会員登録をしていないと
投稿ができないのですが、そういう点でも
現地の友達がいるとできることが格段に広がるなと痛感。

応募が殺到しいきなりウハウハになる、
というようなことはありませんでしたが、

着実に希望者から連絡があり、また週間で
複数のレッスンを受講してもらう場合は
割引を設けるなどして、
収入の安定化を図りました。

自分でそれぞれの生徒に合わせたオリジナルの
教材を作ることで定着度が増し、今のところ
レッスンのリピート率は100%。
毎日誰かしらとレッスンしていただける状況ができました。

それに加え、定期的に掲示板を覗いていたことが
功を奏し、日本語教材を開発している機関での
アルバイトが見つかり、時給180元スタート

二週間後に10元アップして現在190元
好きな時に働いて疲れたらいつでも帰って良いという
なかなか素敵な環境も見つかりました。

収入の経緯としては

ラーメン屋で働き始めた3月の収入は17,075元。
  ↓
先月7月の収入は34,608元。
  ↓
今月8月の収入は、16日現在の段階で
見込みが50000元ちょっと。

これからまだレッスンも入るので
まだまだ増えます。

最初の方に挙げた台湾人の給与の中央値である
39,166元も超えました。これはたぶん、
貧乏生活は脱却できたと言ってもいいかと思います。

先述した通り僕には何か特別なスキルや
技能があるわけでもなく、教員の資格もない状態で
ここまで来ましたけど、もしも完璧主義者になって

「でも資格もないし、教えられる自信ないなあ・・・」
「生徒さんに高度な説明を要求されたらどうしよう・・・」

とか考えてたら何もできないわけです。

まだまだ全然稼げてないですけど
少なくとも、貧乏から抜け出せたのは

「とにかく行動」

したからです。

新しい仕事探してる時、
どうしようもない会社で面接して
ちょっと仕事手伝ってそのあと結局
反故にされたり。
そういう時間の無駄もありましたよ。

でも全てにおいてやってみなきゃわかんないわけです。

それが”良いのか悪いのかの判断”は
行動を起こした後でのみ、初めてできる。

でも満足なんかしてないわけです。

極貧してたから有り難みはもちろん、
超感じますけどね。
「平均超えた。で、何?」って話で。

金額の話じゃなくて、もっと自分にしか
できないことで、且つ誰かの役に立つことが
他に必ずあるはず。

やってみたいこと、見てみたいものが
まだまだたくさんあるので、ひとまず今は
仕事めっちゃ頑張って、時間のあるときは
パーっと遊んで、次の目的にしっかり
備えていきたいと思います。

それでは!