今回は
「今まで住んだシェアハウスがどうだったか書いていく(トロント、バンクーバー、台北)」
という内容について、前半はカナダはトロントで体験した事を書いていきます。
以前「海外のシェアハウスを経験してのメリット・デメリットを考察」という記事を前後編に分けて書きましたが、
海外のシェアハウスを経験してのメリット・デメリットを考察(トロント・バンクーバー・台北) – 前編 – 海外のシェアハウスを経験してのメリット・デメリットを考察(トロント・バンクーバー・台北) – 後編 –今回は実際に住んだシェアハウスがどんな感じだったのかという部分を細かく書いていきたいと思います。
目次
トロントでのシェアハウス
一軒目:AirBNBで見つけた人生初のシェアハウス!
フィリピン留学を終えてトロントに降り立った僕はDufferin駅から少し南にある小さなシェアハウスを三日分予約しました。
なぜ3日しか予約しなかったのかと言うと、
- お金がなかった
- アホだった
からですwwwww
まぁ、サバイバル的なワーホリ生活を送ってみたいという気持ちもあったので、3日で
- 銀行口座の開設
- 携帯電話の契約
- 引っ越し先を見つける
ができたら「その先何があっても大丈夫じゃね?」くらいの甘い甘い考えで挑戦しましたが、
無事に大失敗して大怪我しました笑。
最初の白ハウスには三日しかいなかったので「住んでいた」と言えるかどうかは微妙ですがこのシェアハウスはかなり快適でした。
こじんまりとしていますが、清潔で、無駄なものがなく、当時一緒に住んでいたメキシコ人のフラットメイトもかなり良い人でした。
僕がベーシストであることを伝えると、彼も同じだったので、かなり喜んでくれて、自分で作ったゴリゴリのブラックメタルの曲を聞かせてくれたり、「多く作りすぎたから、あ食べてくれよ!」と美味しい郷土料理を振舞ってくれたりもしました。
この後に経験する2軒の地獄を考えると、この時が一番平穏でした・・・。
二軒目:超絶不潔のゴキブリ・ネズミ地獄
もし食事をしながらこの記事を読んでいる人がいたら、ここですぐに読み進めるのやめることをお勧めします笑
さて、素敵な環境のシェアハウスを見つけた方がいいですが、3日しか滞在期間がありません。
銀行口座を開設したり、携帯電話の契約も無事に終え、カナダ版のマイナンバーのようなものも無事取得でき、残るは家だけです。
しかし何せ時間がない。
1日で3件の内見の予約が取れたので「この中で一番いいところに住もう」 と決意しいざ内見。
最初の感想は「まあ汚いけど許容範囲かな」くらいのものでしたが、よくよく考えると、たぶんオーナーが事前に家に行き、見栄えを良くするために掃除していたんだと思います。
だから大量のゴキブリが湧いていることや、猫サイズのネズミが住んでいるなんてことはその時は知りませんでした・・・。
一応付け加えておくと、到着したのは12月。トロントと言ったら極寒の都市として有名です。
着いた頃は毎日-15°C前後で重装備をしなければとてもじゃないけど外を歩けませんでした。
そんな中、暖かい気候を好むはずのゴキブリが、キッチンにたくさんいるのです。。。
大の虫嫌いである僕はもう発狂寸前でした。
自分で買ってきた薬を撒き、かなりマシにはなりましたが、次は猫サイズのネズミに苦しめられました。
夜眠る頃、部屋が少し揺れるくらいの勢いでキッチンを走り回っていました。
音もものすごいので、全く眠ることができません。
おまけに一緒に住んでいる人で掃除好きな人など一人もおらず、具体的な国籍は控えますが、風呂場もトイレの使い方も最悪で、本当に
「ここは刑務所なんじゃないか・・・僕は今本当は服役中なんじゃないか・・・。」
という思いで毎日過ごしていました。
一ヶ月で耐えられなくなった僕はすぐに新しい家を探し始めます。
それが新たな悲劇の始まりになるとも知らずに・・・。
三軒目:非常識夫婦とのストレス全開の共同生活
藁にもすがる思いというのはこういうことです。
現状を変えるべく、また家探しが始まります。
前述した日本人向けの掲示板で一つの家を見つけました。
早速内見のアポを取り実際に見に行ってみるとわりと大きめで綺麗なマンションでした。
そこで生活していたのは日本人の奥さんとカナディアンの旦那さんというカップル。
前回の時刻での経験を経て、心配なポイントをいくつも確認します。
- 掃除のルーティーン
- 衛生環境
- 夫婦の活動時間、休日
結構しつこく色々聞きましたが、至って問題なさそう。
とにかくそれまでの家が嫌だったので引っ越しを決意します。
そして一週間後、間違った選択をしてしまったことに気がつきました。
前の家よりマシだと思った衛生環境に関しては、長く放置された生ゴミや洗わずに捨てた缶詰にコバエが湧き、常にキッチン中をぶんぶん飛んでいる状態に。
ゴキブリこそいなかったけどこれではなんといか・・・ただのアナザーヘル。
奥さん、料理は毎日のようにするのですが、洗い物をする習慣がないらしく、僕が料理をするついでに代わりに洗うこともしばしば(それすら気づかないようでお礼を言われたことはなかった)。
おまけに内見の時は
「夫婦揃って朝型で夜は早めに寝るし、そもそもアウトドア派なので家にいる時間はあまりない」
とかなんとか言っていたのに、蓋を開けてみれば、
薄い壁の向こう、夜1時2時まで日本のお笑いを見てゲラゲラ笑い、または旦那の方はネットゲームのボイスチャットで全然眠れず。
睡眠不足が人の精神にどれだけ悪影響を与えるかというのを身をもって経験した日々でしたw
慣れない完全英語環境での仕事に加え、早朝に起きなければいけないのに毎日のように寝不足。
フィリピン留学から数えて海外生活が十ヶ月経過しようとするころ、精神的に限界がきました。
ですが不思議と日本に帰ろうという発想はなくて、
「とにかく何か新しいことを」
というふうに考えて、たまたまフィリピンのセブ島で知り合った大好きな友達がまだバンクーバーに滞在していたので、
彼を頼って移動することを決意します。
次の記事では移動後のバンクーバー、更に現在滞在中の台北でのシェアハウスのレビューを書いていきます。