海外での家の探し方・注意点

今回は「海外での家の探し方・注意点」というテーマで書いていきます。

前回まで多くの海外渡航者が利用するシェアハウスのメリット・デメリットについて書いていきましたが
今回はおそらくいろいろな国で応用できるであろう部分を、自らの経験に基づいて共有していきたいと思います。

探し方

掲示板

おそらく多くの都市で存在するであろう”日本人コミュニティ向けのウェブサイト”を見つけます。

トロントならe-Maple, バンクーバーならJpcanada、台北なら台北掲示板

という具合に、それぞれの地域に特化したサイトがあるかと思います。

Craigslist

Craigslistはアメリカのサンフランシスコの会社によって運営されるクラシファイドコミュニティサイトです。

この規模と言ったらものすごくて、ちゃんと見たことはないんですけどめちゃくちゃ広範囲にわたる地域のいろいろな情報がやりとりされています。

趣味を一緒に楽しめるメンバーから、中古品の売買、家貸しまで本当に様々。

ちなみに恋人募集スレまでありますwwww

Craigslistがどれだけ巨大でものすごいかはこのこちらのブログでとてもわかりやすく解説されています。

https://jp.quora.com/Craigslistとはどんな会社で-サービスがあるのでしょうか-日

人の紹介

これは着いたばかりだとハードル高いですけど、知り合った人がもうすぐ帰国で、紹介してもらって同じ部屋が借りれるケースもあります。

これは「初対面の人と仲良くなるために実践している方法【交友術】 – 前編 –」という記事でも書きましたが、

初対面の人と仲良くなるために実践している方法【交友術】 – 前編 –

探しているものや欲しいものはどんどん口に出していった方がいいです。

出会ってすぐでもいいから

「今、家探してて・・・」

みたいな話をすれば、オーナーに繋がるかもしれないし、新しい友達の後に住めるかもしれません。
オーナーとしても全く知らない人よりも今の住人の紹介の方が安心なわけです。

応募した物件は表で管理

分からなくならないように

結論から言いますが、良い家に巡り会うための最大の秘訣は、

”数打ちゃ当たる”

です。母数を増やせば必然的に良い家に巡り会える確率が高くなります。

ということで迷っている時間ももったいないので「あ、ここいいな」と思ったらガンガンメール送っていきます。

でも考えなしにメールだけ送りまくると、返信が立て続けに届くいてしまった場合パニックになります。

オーナーはどこの家の誰なのかまで丁寧に教えてはくれないので、表計算ソフト(Googleスプレッドシート)などを使ってこれらの情報をメモしておきましょう。

  • 日付
  • 掲載URL
  • オーナーの名前
  • 電話番号
  • 家賃
  • 住所
  • 内見日

手書きのメモでもいいんですが、Googleスプレッドシートなら各デバイス間で同期できるし、変更やフラグ管理もしやすいのでとってもおすすめ。

自分が部屋を探す時の重要度によって、順番を入れ替えるのもいいかもしれません。

最低契約期間の確認

なるべく短いところ

最低契約期間も必ず確認しましょう。

結論から言うと、短い方がいいです。

僕みたいに地獄のような物件を引いて、それで3ヶ月いなきゃいけないとかもう、拷問でしかありませんw

ちなみに僕は最低3ヶ月契約の家が地獄すぎて1ヶ月で限界が来て、もうデポジット返ってこなくてもいいから引っ越そうということでお金もないのに200ドルを失い、そして結果的に別の地獄へ引っ越しましたwwwww

こうなってしまわないように、最低契約期間がなるべく短い家を選ぶのがベターです。

これはちょっと極論かもしれませんが・・・。

今まで見てきた感じ、”良い家こそ最低契約期間が短い”気がします。

この仮説が正しいとするなら、理由は「良い家だから」ということになるでしょう。

どういうことかというと、”ダメな家ほど、住人を拘束しようとする”ということです。

都市部で便利な場所にあって、清潔で人気な部屋なら、最低契約期間が短くとも回転率はいいはずです。
こういう家を探しているのは留学生に限らず短期滞在者もいるはずですからね。

「良い家が見つかったのに、最低契約期間が半年だ」という場合には、まずそれを短くできないか交渉してみましょう。

相手が譲らないから、何か相手にとって都合が悪いことがあるのかもしれません。僕なら諦めて次にいきます。

内見時の注意点

続いて内見時の注意点へ移りますが、ここで絶対に覚えておいてほしいのは

「勢いで決めるな!」

ということ。

語学力が足りないと思うならテレビ電話などを利用して英語が得意な人を中継してください。
でないと、騙されて、お金を巻き上げられたりします。

「そんなの少数派っしょ」って思うかもしれませんが、残念ながら

フツーにそこら中で起きてます

これは 「シェアハウス〜〜〜デメリット〜〜〜」という記事でも書きましたので、こちらも参照してみてください。

海外のシェアハウスを経験してのメリット・デメリットを考察(トロント・バンクーバー・台北) – 前編 – 海外のシェアハウスを経験してのメリット・デメリットを考察(トロント・バンクーバー・台北) – 後編 –

簡単に言うと一定数の悪質なオーナーにとって外国の留学生なんてカモなんですよ。

情報もお金もないのを知ってて、お金を巻き上げて、言葉も満足にできないから警察とか公的機関に逃げ込めないのも知ってて、そういうことをする人が、残念ながら普通にいます。
”普通”というのは”少なくない”ということです。

海外で一人で生きていくなら自分の身は自分の身で守るしかないわけです。

でも自分だけの力でなんとかしようとすると、上記したようなことが起きたり、犯罪に巻き込まれたり、最悪命も落とします。

僕は実際にセブで出会った人が強盗に殺されています。

他人に少し甘えるだけで、そういったリスクを少しでも下げられるなら、そうしてください。
身近に誰もいないなら、僕に相談してもらってももちろん大丈夫です。

それから、内見時に確認した条件と後々話が食い違うことなんかもあります。
場合によってはものすごい相違に発展することもあるので、次に詳しく書きますがくれぐれも録音はちゃんとしておきましょう。

契約内容の確認

デポジットが返ってくる条件→録音

最後のステップである契約ですがこの段階は特に注意が必要です。

特に最初に話していたデポジットの返却条件についてしつこく確認しておきましょう。
なぜならこのデポジットが帰ってこないというトラブルが本当に多いからです。

僕が今まで聞いた中で特にひどかったのは

「この前雪が降った時家の前の雪かきを手伝わなかったからデポジットを返さない」
「 他の住人からあなたの観ている映画の音がうるさい、 友達を連れて来て話してるのがうるさいという苦情があったからデポジットを返さない」

というものです。

いや、知らんがなwwwwww

だったら契約書に

「雪が積もったとき雪かきしなかったらデポジット返しません」
「うるさくしたらデポジット返しません」

てちゃんと明記しろよって話で。

こういう理不尽なこと言ってきて卑劣な手を使いデポジット改札巻あげようとするオーナーは普通にいるので、こういうことを避けるためにも契約時の会話の内容は絶対に録音してください。

または言葉が分からず自分で同意してしまわないように、現地の言葉に精通している友達を連れて行くか、テレビ電話などで通訳を頼みましょう。

ここをないがしろしてしまうと、後で自分の首を絞めることになりかねません。

トラブルが起きた時の対処

万が一トラブルが起きた時の対応については確認しておきましょう。

特に物が壊れたときや、水漏れなどがあった場合。

住人かオーナーがどちらが金銭を負担するか、というのは実際にトラブルがあった時結構揉めることが多いので、状況の設定を細かく行いましょう。

「あなたを使い方が悪かったから壊れた」なんて言われて、シャワーの修理代を払わされた、というケースも聞いたことがあります。

備品や消耗品の提供の有無

良心的なシェアハウスだと、朝食にパンを提供してくれたり、米やパスタ、調味料を無料で提供してくれたりします。

これはまぁラッキーなケースですが、 電球などの消耗品が切れた時なんかにオーナーが買ってくれるのかどどうかは、事前にちゃんと確認しておきましょう。

ちなみに僕が昨日まで住んでいた台湾のBORDERLESS HOUSEでは、僕の入居した時既に切れていた電球のことを言及すると「それは消耗品だから自分で買え」と一蹴されました 。

いや僕消耗してへんがなwwwwwww

まとめ

ただですら慣れていない海外生活。

居住環境が悪いと本当に消耗するので、僕みたいに三日間の宿だけ予約して海外に乗り込むようなバカな真似はせず、最低でも2週間はゆっくり家を探す時間を確保しましょう。

そして綺麗な家が見つかったからといって飛びつくようなことはせず、最悪の事態を常に想定して、 細かいところまで徹底的に確認しましょう。

「こんなにしつこく聞いて嫌われたりしないかな」

と心配をする気持ちは分かりますが、ここで相手のペースに飲まれるとろくなことにありません。
どうか勇気を出して、下手に出ないよう頑張ってください。
応援しています。

それでは。