海外でアルバイト面接!突破法、注意点を解説【ワーホリ】体験談あり

さて、前回は「海外での仕事の見つけ方【ワーホリ】」という記事を書きましたが

今回は仕事探しの最終地点である”面接”について書いていこうと思います。

最後の関門、面接。

完全英語環境の職場を受ける場合には

「ただでさえ緊張するのに、まして英語なんて・・・。」

と震える方に、少しアドバイスを。

それではひとつずつ見ていきましょう。

とにかく笑顔が一番大事

何ができるか、というスキルは当然雇い主が知りたい部分ですが、極端なことを言うと

スキルは後で身につけられるけど、人柄はなかなか変えられません。

自分が雇う側だったらどうですか?
学歴優秀、スキルもたくさん持ってるけど

不愛想・素直じゃない・プライド高い

職業にもよるでしょうが僕がもしマネージャーだったらこういう人、チームワークの中に入れたくないですねw

スキルや語学力がその時点では低くても、将来性を踏まえ、素直で吸収力が高い人の方が需要があるでしょう。
小手先のギミックよりも笑顔です。

答えはハキハキ大きな声で

これも経験談ですが、萎縮してボソボソ喋ると、却って緊張します。

おまけに相手に「ん?何だって?」と聞き返された時にはヒィッッてさらに震えますし、相手も聞き取れないわで、いいことなし。

発音下手でも文法めちゃくちゃでも、やる気アピールで何とかなります。

全力で臨んで、ダメならダメ、さあ次だ!
という”当たって砕けろ精神”は結構重要です。

やみくもなだけなのはNGですが、経験値も溜まるし、精神的にもタフになれます。

話す内容の暗記は危険?

実際に試してみてわかったこと、それは

”暗記しても本番で飛ぶ”

ですw

話す内容をまとめるのは良いんですが、つくった文章をそっくりそのまま暗記するのは、本番で忘れてしまう可能性が高いです。

というのも、緊張すると記憶の細部まで思い出すことが困難になるからです。
ざっくりとした話の流れや内容を覚えておいて、何か聞かれた時にすぐ答えられる準備をしておきましょう。

あらかじめ聞かれそうな質問をリストにしておいて、その回答として文章を作るのではなく、回答を箇条書きにしておくと効果的。

返答はシンプルに

これは言語を問わず同じことが言えますが、

”先に結論”

です。

そのあとに根拠を話すようにしましょう。

また、あれやこれや置かれている状況など説明してしまうと聞いている側も混乱するので、重要なポイントだけ押さえて簡潔に話をするようにしましょう。

面接官は”理論的に話せるかどうか”を見ています。

契約内容の確認

海外でアルバイトをする時に、一番トラブルになりやすいのがこの給与の問題。

日本にはチップ文化はありませんが、これがある国でのアルバイトをするときは、事前にきちんと比率を教えてもらいましょう。

良心的なお店では売上やお客さんに払ってもらったチップのパーセンテージをきちんと公開しているので、誤魔化されることはまずないでしょう。

逆に小さい所や個人経営のところだと、結構ちょろまかされることもあります。
特に給料とチップを一緒に貰う場合は、内訳がどうなっているのかちゃんと説明してもらいましょう。

昇給の条件に関しても、働き始める前に確認しておいた方がいいです。

働き始めてから「面接の時と言っていることが違う」という事態になると面倒なので、僕は面接や契約の際、基本的に内容を録音するようにしています。

トライアル(試用期間)

トライアルの有無は国によってまちまちですが、今まで働いたことのあるトロント、バンクーバーでは、面接後にトライアル勤務がありました。

これはお店側がスタッフがどういう動きをするかという、ある種のテストでもありますが、スタッフ側もお店がどうなのかを評価する重要な機会となります。

実際に働いてみないと見えてこない部分も多くあるので、本格的に働く前に細かい部分まで見ることができるのは両者にとってメリットです。

ただしこのトライアルの期間に給料を出してくれない職場も普通にあるので、それはそれとして割り切りましょう。

実際に僕がトロントで経験したトライアルの体験談をします。

2016年12月、極寒のトロントに降り立った僕は、探せど探せど仕事が見つからず、毎日のように-15°ぐらいの天気の中一日中レジメを配って歩いていました。

30〜40件近くレジュメを配りましたが、電話はうんともすんとも言わない。
そんな中、唯一連絡があったのは、タイ料理屋さん!

簡単な面接を終え、オーナーが

「実際に今日から働いてみるか?」と言ってくれたので快諾し、いざトライアル!

タイ料理といえどキッチンでは青い瞳のカナディアンたちが綺麗な英語を喋りながら仕事を・・・と胸を躍らせながら厨房の扉を開けると、そこにはカナディアンはおろか、タイ人ですらなく

ほぼインド人wwwwwww

キッチンの中を飛び交うヒンドゥー語。

「僕は今どの国にいるんだろう・・・」

と困惑しながら数時間、ひたすら肉や野菜の下ごしらえ。

料理の経験があると知るとフライパンなんかも振らされ、しっかりこき使われました。

それが人生最初のトライアルだったので、給料のこともチップのこともわからず働いていたのですが・・・。

トライアル終わりにオーナーから衝撃の一言が。

「今日はお疲れ様、よく頑張ったね、でも

トライアルまだ終わってないから」

えっっ終わってないの!!?!?

もはや何を見てたの今日!!?!???

ということで次回のトライアルの日程をもらいましたが
丁重にお断りしましたw

もちろん結果的にタダ働きでしたが、貴重な経験できたのでOK。

その後無事にローカルカフェの仕事を見つけ、トロントを去るまでの3ヶ月、アルバイトをしました。

まとめ

意外と一番重要なことは万国共通だったりします。

慣れない英語環境での面接に撃沈しても、場数をこなせば慣れてくるので、諦めずに挑戦してください。

仕事が欲しい気持ちが先行するあまり、劣悪な環境で働かされて失敗した人も身近にいるので、あくまで下手には出ず、お互いに納得できる条件で仕事を決めましょう。

何かわからないことがあればいつでも聞いてください。

それでは!