ルイ
英語ならTOEIC、中国語ならHSKなどといったテストサービスは世の中にいろいろありますが、もしも本当に高得点を取得したくて取り組んでいるので、あればただ正解を選べるようになるだけでは不十分です。
「何回も受験しているのにスコアが伸びない…」
「勉強方法をいろいろ探したが結局迷子になってしまった…」
今回はこういった悩みを抱えている人に対して、スコアアップの解説と、高得点を得るために欠かせない考え方を紹介していこうと思います。
目次
正答を選べるだけでは不十分
まず先に一番重要なことをお話ししておきます。
この手のテスティングサービスにおいて”正解っぽいを選ぶ”という方法で問題を解いていくのは根拠として不十分です。
学習最初期ではこうせざるを得ませんが「総合力を伸ばす」または「更なるスコアアップを目指す」という目的で勉強を取り組んでいるのなら、もうひとつ上の考え方が大切になってきます。
正確には「なぜそれが正答だと思うのか」という部分が肝になってきます。
具体例
例えばTOEICのPART1では、写真を見ながら音声を4つ聞き、その写真のことを正確に描写しているのは4つの中のどの文章なのか?という問題が出ます。
たまに4つのうち「完全に間違っているとは言えないな」という文章が2つあったりします。
出題者のほうは、これはもちろん意図して似ている回答を作っています。
要するに「表現の似ている2つの文章の中から、きちんとした理屈に則って正答を選べるかどうか」と言う部分を見ているのです。
不正解の根拠がどこにあるのか考える
つまり「これが正解だ」と思った回答に飛びつくのは危険なのです。
他の3つの選択肢が完全に間違いだという確信を持てて初めて本当の意味で”正答を選ぶ”ことができるようになります。
正解だと思う理由
まず「自分がその問題を正解だと思う理由」について考えてみましょう。
- キーとなる単語がその文章の中にあるから
- 他の選択肢は明らかに全て間違っているから
この2つの明確な根拠をもとに断言できるのであれば、正解を選ぶことも難しくなくなります。
誤答を選んでしまう時は、おそらく2つの選択肢まで選べている状態なのですが「確信が持てないから正答が選べない」という状況に陥ってしまっています。
誤答である根拠
そういう時に有効なのが「では、どの部分が該当しないか」と視点を変えること。
正答を選べる可能性が上がります。
鍵となる語がそこに含まれていても、描写部分が微妙に違っていて、それが不正解の根拠となっている可能性が高いです。
ふたつが揃って初めて”確信”に変わる
この正解を選ぶ能力と、不正解を見抜く力が身に付いて、初めて「正解だ」と確信を持って回答することができるようになるということです。
なんとなく「これっぽいな」と思って回答するのは根拠が不十分ですし、逆に不正解を選んで消去法で選んでいくのは時間がかかりすぎます。
800点台までは誰でもいける
正直一定期間、根つめて勉強してしまえばTOEIC 800点台はそう難しいものではありません。
定期的に問題の方式が変わるとは言え、それでも毎回同じ形式で出題されるからです。
つまり傾向をつかんで対策をすることが一番の近道で、同じ参考書を何周もしつつ、苦手な部分をあぶり出し、そこを徹底的に克服していけば、半年〜1年の期間で800点台に到達する事は本当に誰でもできます。
900点からの壁
僕は現在まで受験したTOEICの最高得点は915ですが、とてもじゃありませんが満点なんて取れる気がしません笑
僕の場合、後半の長文読解の問題が特に苦手なので、時間を気にして問題を解いているとどうしても捨てなければいけない問題が出てきます。
「取れるところでとって、取れなさそうなものは拾わない」と言う考え方がとても重要なTOEICにおいて、1問に費やせる時間は限られています。
ここで上記した、正確に正答を選ぶ根拠を素早く見つけることができないのは、単純に僕のリーディングの読解力が低いからと言えるでしょう。
リスニングに関しては日ごろの会話や映画やドラマなどのインプットで伸ばすことはできますが、リーディングに関してはストイックな練習と毎日の積み上げが必要です。
まとめ
最初の方は「なんとなくこれっぽいな」という考えで選択肢を選ぶ事はオーケーですが、レベルが上がってきたら、なぜ他の選択肢が間違いなのであるのかと言う明確な根拠を持って回答できるようにしましょう。
※とは言っても、実はこの考え方がすべてに当てはまるわけではなく、例えばPART 5なんかは選択肢を見て数秒で回答できる問題もあるので、そういった問題に関しては他の選択肢を見るまでもないでしょう。
というか全て吟味してたら当然、時間が足りなくなります。
僕もまだ諦めていないのでさらなる高みを目指して勉強している方、一緒に頑張りましょう。
それでは!