中国語を勉強してみたい、または始めてみたけれど、、、
「一番最初ってどうやって始めたらいいの?」
「効率的な勉強方法がわからない…」
という疑問や悩みを抱えていませんか?
僕自身、中国語の学習を始めて約10ヵ月が経過しましたが、最近ようやく”日本にいながら初心者を脱することのできるロードマップ”ができてきたので、今回はその具体的な勉強方法や流れを紹介していこうと思います。
またこの方法は中国語だけでなく、他の言語やスキルにも共通する部分があると思うので、自分なりに転用してみて下さい。
目次
ロードマップ:学習の流れ
それでは早速ロードマップの内容です。
それぞれ細かく説明していきます。
単語帳と基礎を固める参考書を購入
語学を最速で習得するために1番最初にやるべきことふたつが、こちら。
- 重要基礎単語の記憶
- センテンスの暗記
これを同時進行で行い、暗記したセンテンスの構成単語を記憶した単語でパズルのように入れ替えることで、会話のバリエーションを増やすことができます。
なので、とにもかくにも単語を一番最初に覚える必要があります。
また中国語は特に発音が重要な声調言語と呼ばれるものなので、発音の基礎が載っている参考書の購入は必須となります。
おすすめの参考書
参考書は。必ずCD付きのものを選んで下さい。
色々使ってたどり着いたのですが、単語帳ならキクタンが最強です。
入門用の参考書なら「ゼロからスタート中国語」が、必要な基礎知識や文法が網羅されていて、レイアウトも見やすく取り組みやすいです。
最初の1ヵ月はこの2つを独学で取り組んで、中国語の基礎の部分をなんとなくでもいいので把握しましょう。
オンラインレッスン受講開始
毎日レッスンを受けよう
そして発音の種類や重要な単語をある程度覚えたら、早速オンラインレッスンを契約しましょう。
ここで注意したいのが
週一回のレッスンぐらいだといつまでたっても成長できない
という点です。
個人的なオススメは早起きをして朝活のルーティーンに組み込むか、夜仕事や用事を済ませて寝る前に行うことです。
早起きは辛いですが、朝の方が脳みそが活性化するので、こちらの方が効率は良いかもしれません。
レッスンを受ける理由
なぜレッスンを受けなければいけないかというと、独学には限界があるからです。
目的が明確化していない以上、終わりのない学習を前に挫折したり、飽きたりすることがよくあります。
レッスンを予約したらやらないわけにはいかなくなりますし「先生とスムーズに話せるようになりたい」という明確な目標ができるので、継続できるだけでなく、モチベーションを保てます。
独学の危険性
実用的な会話の練習をせずに、黙々と一人で独学をし続けるというのは、テニスで例えてみるなら「試合が決まっていないのに延々と壁打ちを続けるようなもの」です。
壁打ちは”練習する手段のひとつ”に過ぎず、練習の目的は「試合に勝つこと」なはずです。
逆に独学を全くしないのは成長が著しく遅くなるので問題ですが、インプットとアウトプットのバランスを考えながら、自習の時間とレッスンの時間を上手に切り分けましょう。
おすすめプラン
僕が契約しているのは平日25分毎日コースです。
最初は張り切りすぎて毎日50分(2コマ)の契約をしていましたが、普通にキャパオーバーでめちゃくちゃ疲れるのでやめましたw
利用しているのはCCレッスンというプラットフォームです。
平日5日連続で毎日レッスンを受けて8250円というのは、超コスパ良いと思います。
発音を中心に取り組み、簡単な表現・会話の練習(2-3カ月)
先述した通り、中国語は会話において発音がとても重要になるので、最低でも2-3ヶ月をかけて徹底的に基礎を身に付けましょう。
そして発音の矯正は一人ではできないので、先生に直してもらいながら練習するのが重要です。
しかしやはりこれだけでは飽きてしまうので、簡単な会話(挨拶や日常で使う短い会話)や表現の練習もしていきましょう。
これを覚えるだけでも先生と簡単なやりとりができるになるので、テンションが上がり、モチベーションに繋がるはずです。
HSK2級のテキストを購入(1-2カ月)
さて発音の基礎が身について、重要単語を覚えた後はHSKのテキストを購入し、取り組んでみましょう。
HSKとは
HSKは中国語版のTOEICみたいなものでリスニングとリーディングのテストがあります。
HSKを取り組む理由
これに取り組む理由はいくつかあります。
- 自分の聞き取り能力、読む力を確かめるため
- そこから割り出した自分の弱点を知るため
- 中国語の総合力の底上げのため
などが挙げられます。
取り組み方
この部分のやり方に関しては自分の好きにカスタマイズしていっても良いかと思います。
お勧めの使い方は
レッスン1回分の量を予習し、先生と一緒に取り組み、終わった後に自分で復習する
です。
実際にやってみると驚くのが、このHSKに出てくる中国語の表現は、そのまま台湾や中国で使われているものが多いです。
つまり実用性がとても高いので、理解度をチェックするだけでなく自分の表現に転用することもできるのです。
単語帳とHSKのレベルを上げていく
キクタンのレベルは現時点で入門→上級で5冊あったかと思います。
HSKは一級が一番下で、六級が最上です。
それぞれの参考書で理解度が高まったら、週末などのまとまった時間を割けるタイミングで、自己テストを行いましょう。
例えばキクタンだったら、発音される”中国語音声→日本語音声”の中国語音声が聞こえた瞬間にディクテーションをして、答え合わせをします。
日本語訳を聞いて漢字が思い出せるものは青、日本語訳を聞いても漢字が書けないものは赤、といった具合に自分のルールを作って取り組んでいくと、より正確に自分のレベルを把握することができます。
HSKの場合は最後に模試があるのでその結果で自分のレベルを測定できます。
こういったテストを自主的に行い、あらゆる角度からの理解度が95%を超えたら、次のテキストに移ると言うことを繰り返していきましょう。
まだ僕も実践途中で体感なのではっきりと断言はできませんが、キクタン中級、HSK4級くらいまでレベルが上がれば、簡単な中国語のニュースは読み始められるようになるはずです。
このレベルまで来れば日常会話を普通にこなせるようになっているはずですし、初心者の域はとうに抜けているはずです。
この辺の参考書を使った勉強方法については僕が中国語の勉強開始して半年経った時点で書いた記事で詳しく書いてありますのでそちらをご参照下さい。
台湾で中国語を勉強して半年経ったので成果を発表します【台湾ワーホリ・留学】まとめ
この流れが、日本にいながら自習とオンラインレッスンをうまく組み合わせて、中級の域に達する方法です。
どこかの過程で自分の好みにアレンジするのももちろんOKですが
愚直にオンラインレッスンだけを取り組んでいっても語学力は絶対に伸びない
ということだけは覚えておいて欲しいです。
語彙力や文法知識といったものは、自習なくして習得できません。
自習でインプット・レッスンでアウトプット
これが一番の近道であるはずなので、これから学習を始める方や、スタートはしてみたものの現在迷走中の方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
それでは!