英語の会話を長く続けるコツは?良い質問・NGな質問を例文付きで解説!【英会話・英語学習】

英語を使っていざ会話してみたけど

「会話が思うように続かない・・・」
「話が途切れてしまう・・・」

こんな悩みを抱えていませんか?

英語で会話を続けるには、英語の基礎体力(語彙力や文法)も必要ですが、実はコツがあります。

今回は英語圏で1年半以上生活した自身の経験を基に、英語ネイティブにも通用する会話を継続するテクニックやポイントを紹介します!

この記事を読むと得られる知識:

・英会話のコツ
・良質な質問↔︎NGな質問
・話が盛り上がるネタ

英会話の流れを知ろう

英会話をスムーズに進めるには、普段ネイティブ達がどういう流れで会話をしているかを知ることはとても重要です。

僕たち日本人も実は無意識にやっているのですが、会話というのは本来

質問→回答 → 理由・根拠

という要素で成り立っています。

何かを聞かれた時に回答をし、なぜ自分がそう思い、考えるのかを相手に伝え、相手に聞き返すこともあるし、相手が自分の意見を述べてきたり、はたまた次の質問を聞いてきたりします。

話をしていて面白くない、また不愉快だと相手に感じさせてしまう要因は、実は言語に問わず共通しています。

① 自分の話しかしない
② 質問に対する回答が短すぎる(会話が広がらない)
③ 質問が多すぎる(プライバシーの侵害)

この辺りが挙げられるでしょう。

上手く会話のキャッチボールをするには、いいバランスで相手に聞いたり、質問に答えることが重要です。

「聞き上手」より「訊き上手」

会話の質は質問の質で決まる

日本には「聞き上手」という言葉がありますね。

これは相手の話を寛容に聞いてあげることで相手が話しやすい雰囲気を作ってあげる、という趣旨の表現だと思いますが、大前提としてあるのは

”良い質問あってこその良質な会話”

ということです。

訊いていいこと、悪いこと

質問の中には

”日本では当たり前に聞くことでも、他の国では失礼にあたる”

ということもしばしば。

国や地域によるので一概には言えませんが、例えば

  • 年齢
  • 職業
  • 宗教
  • 政治
  • 婚姻の有無
  • 家族構成(特に子供の有無)

このあたりの質問は国によっては個人的すぎたり、死生観や宗教といったセンシティブな部分に関わる話題なので、向こうから話し始める以外は特に聞かない方が吉です。

特に日本では頻繁に

「おいくつですか?」

という質問を、知り合ったばかりの人にも聞きますが、これにも注意が必要です。
僕自身、カナダ滞在中に友人に

「なぜ日本人は相手の年齢を知りたがるのかな?」

と聞かれるまで意識したことがありませんでしたが、彼らからすると、なぜそんなことを気にするんだろう、という感覚らしく、人によっては「なんでそんなことを教えないといけないんだ」と失礼に感じる人もいます

こういったことをうっかり訊いてしまうのはまずいですが、逆に、聞くことによって相手の状況を素早く把握し、逆に自分の状況を述べても不自然でない質問として

  • どこから来たのか
  • 何年この場所にいるのか
  • 好きなことは何か(趣味・嗜好)

などは無難です。

【ポイント:回答と質問をセットにする】

何かを聞かれた時、答えると同時にそれに関連する内容を相手に聞くのは効果的です。
例えば外国で、新しく人と会うと、高確率で

”Where are you from?”

と聞かれます。

ここで

”I’m from Japan. / I’m Japanese.”

だけで終わってしまっては、その後の会話の展開を相手に全て委ねてしまうことになります。

これを聞かれたら、例えば

”I’m from Japan, have you ever been there?”

「日本から来たよ、行ったことある?」

とか、

”I’m Japanese, you?”

「私は日本人です、あなたは?」

という風に、回答と質問をセットにすると良いです。

これはあらゆるパターンに応用できます。
例えば外国籍の方に、よくこんなことを聞かれます。

”I’ve heard that a lot of Japanese people are working so hard and overtime working is pretty common, is it true?”

「日本人はものすごく勤勉で残業は当たり前って聞いたけど、本当なの?」

やっぱり海外の方からもそういう印象あるんだなーw
と思いつつ、回答とセットで相手にも聞いてみましょう。

“Definitely. I was one of them before coming here, sometimes I didn’t even have day off but I think it’s getting better little by little. How about in your country?”

「その通りだよ。俺もここに来る前はその一人だったよ、休日がない時もあったね。でもだんだんマシにはなってきてると思う。あなたの国はどう?」

こうすれば自分の国の実情を伝えつつ、相手の国のことを知ることもできます。

復唱の重要性

相手の言ったことが聞き取りにくかったり、理解しきれなかった場合は、復唱して確認することもとても重要です。
単純にオウム返しすると少し不愉快に感じられるかもしれないので”言ったことを要約する”感じでまとめましょう。

例えば台湾で会った西洋人に”Where are you from?”と聞いて返ってきた返答がこんな感じだったとします。

“I was born in Canada but I moved to Australia when I was 12 years old because of my dad’s job.”

「カナダで生まれたけど、12歳の時に父親の仕事の都合でオーストラリアに引っ越したんだ。」

なるほど、ということは国籍はカナダなんだね?と確認したいですよね。

“Oh so you’re Canadian and currently living in Australia, right?”

「じゃあカナディアンなんだね、でも今はオーストラリアに住んでるってこと?」

と要約すればOKです。

ついでに言うと、先述した質問も組み合わせて

”Then are you just visiting here or learning Chinese?”

「それで今はここ(台湾)に観光で来てるの?それとも中国語の勉強とか?」

と聞けば、さらに相手が”カナダ生まれオーストラリア在住でなぜ現在は台湾にいるのか”を知ることができますね。

話が盛り上がるネタ

ストックしておいた方がいい話のネタは多種多様ですが、最低限”自分の国のこと”と各国のこと”は知っておいた方がいいでしょう。
2年以上の海外生活を通して「知っておいた方がよかったなあ」と思うことは

  • 各国とその国の人々を英語名でなんと言うか
  • 地球儀上の国の位置
  • 自国の歴史
  • 人気の漫画・アニメ

この辺りです。

特に漫画やアニメは驚くほど多くの外国人がハマっているので

「うわ〜どうしよう、観たことない(汗)」

とよく困ったことがありましたw

流行り物だけでもだいぶ話のネタになるので、是非日頃からチェックしてネタをストックしておくといいでしょう。

まとめ

スムーズに会話ができるようになるまでは確かに慣れが必要ですが

  • 的を得た質問をして
  • 相手の話を要約することで
  • 噛み合わない会話は少なくなる

これは間違いないと思います。

分かったつもりでも勘違いをしていると話が全然噛み合わず

「こいつは一体何の話をしているんだ?」

と怪訝な顔をされてしまうので、わからないところは素直に聞いたり、ゆっくり話してほしい旨を伝えましょう。

とにかく最初は場数が必要です!
Barなどで一人で飲んでる外国籍の話を見つけたら勇気を持って

”Hello, how are you! I’m 〇〇, nice to meet you!”

と声をかけてみてくださいね。

それでは!