ルイ
僕は去年2019年5月あたりから副業に手を出し始めたので、かれこれ1年弱ぐらいフリーランス・ノマド的な働き方をしてきているのですが
だんだんヤバいクライアントの見分け方がわかってきました。
今日はその傾向について触れていきます。
これから仕事を受注する人にとって、危険を回避する指標になれば幸いです。
目次
ベストなクライアントの見つけ方
一番最初に、一番安全なクライアントの見つけ方を明示しておきます。
それは人からの紹介です。
理由は単純で、紹介元の人は自分の仕事ぶりを認めてくれなければそもそも紹介してくれないし、さらに紹介相手の方と紹介元の方との面識があり、ある程度の信頼関係が既に出来上がっている状態がほとんどだからです。
ただし、このステップはある程度仕事を重ねてきてからになると思うので、最初期は小さな実績をコツコツ積み上げることを意識しましょう。
ヤバいクライアントの特徴
それではここから具体的に、一緒に仕事をしていく上でリスクになりかねないクライアントの特徴を述べていきたいと思います。
身分を明かさない
まず、自分の身分や事業内容を正確に明かさない人は要注意です。
そもそも胸を張って自分の仕事の内容や身分を明かせないというのは、後ろめたさがあるからです。
または、「いつ仕事上の関係を切っても後腐れしないように」と考えている可能性もありますが、いずれにせよ作業者を使い捨てにするような考え方です。
こういうことをされないために、一番最初に仕事をする時に、案件に関することや相手の会社についての質問を直球で投かけていきましょう。
ちゃんとした会社で後ろめたい内容がなければスラスラと返してくれるはずだし、この時点で何かを隠すようなそぶりがあれば危険なサインです。
色々うやむやにしてくる
上記したように相手に質問を投げかけて返答を求めるのが見分ける上で一番精度が高いですが、例えば金額や工数について質問したにも関わらず、明確な返答が得られない場合は注意が必要です。
特に最初に仕事の範囲を限定しておかなかったが故、 頭が痛くなるような修正の量や、全く割に合わない作業量の仕事を引き受けてしまった経験がある人も多いと思います。
この辺は「この人だったら経験少なそうだから安く買い叩いてたくさん作業してもらおう」という露骨な悪意を持って発注してくる人もいます。気をつけてください。
※ただし、作業時間については、自分の効率が悪く、ずいぶんな遠回りをしている可能性について考えることも必須です
かくいう僕も、動画編集の仕事を始めた最初の頃に悪質な業者に引っかかって「トライアウト」や「合格したら継続案件」という甘い言葉に釣られた経験があります。
【動画編集】安く買い叩く悪徳業者に気をつけろ!【Crowd Worksの闇】謎の上から目線
たまにいるんですが、、、
「誰が仕事を与えてやってんだ」
という態度の人。
結論から言うと、この手のタイプの人は一緒に仕事をしていてメリットがないどころか、ストレスばかり増えて消耗する一方になるので、早々に取引するのはやめましょう。
第一に、仕事をする上で、一方が偉くて一方は下、という理論は成立しません。
仕事を取ってくるのと、その仕事を他者に与えるのは全く別の役割です。
どちらもなければ仕事というのは進みませんし、色々な人の力があって一つの成果物が成り立っているはずです。
こういう考え方ができない人とは一緒に仕事をするべきではありません。
労い・感謝がまるでない
仕事を終えた後に労いの言葉がなかったり、感謝の気持ちが全く見られない人も、一つ上で述べたタイプの人に該当する可能性が高いです。
「仕事なんだから、やって当然でしょ」
残念ながらこういう考えの人も数多く存在するので「仕事をもらえるだけありがたい」などと思わないようにしましょう。
自分の成果物に対しての評価やフィードバックをしっかりしてくれる人と一緒に仕事をしないと、いつまでたっても成長できません。
逆に、丁寧な対応や指示出しをしてくださる方には、最大限の感謝を伝えましょう。
成長できる機会を与えてくれる人の存在は、貴重なはずです。
お金の払いが悪い
このブログでも何度か触れていますが、ケチな人と仕事をすると本当に消耗します。要注意。
大事なことなので触れておくと、ケチと倹約家は大きく異なります。
経営者はお金にシビアにならざるを得ないので「本当に必要な経費なのかどうか」を慎重に考えている人が多いですが、ケチな人は話が別で、
「とにかく安くできないか」
と考えています。
こういうタイプの人は、自分の払う金額は絞ってくるくせに、成果物にはしっかりしたこだわりがあるので
「安かろう悪かろう」
という考え方がなく、また、
「上質のサービスにはそれなりの対価が必要」
という、自然の摂理と言っても過言ではないほど当たり前なことすら認識できていない場合も多いので、低単価で多くの要求をしてきたりします。
通販サイトなどで、ものすごい低価格の商品にすごい形相で文句をつけているのを見かけることがありますが、十中八九このタイプです。
不良品なら話は別ですが、低価格なものに高品質なクオリティを求めるのがそもそも間違っていて、致命的なのがそれ自体を認識できていないという点。
ケチの見分け方 – 顎足枕 –
「そんなこと言ったって、知り合ったばっかりでケチかどうかを見分けるのは難しいじゃん!」
おっしゃる通りです。でも、方法はあります。
皆さんは「顎足枕(あご・あし・まくら)」という言葉をご存知ですか?
それぞれ、
顎:食事
足:移動
枕:寝床
を意味していて、接待をする場合は相手にこの三つを最低限提供するという意味の言葉です。
つまり、
「相手にわざわざ来ていただくのだから、食事はご馳走し、移動代はこちらが負担し、宿泊先も用意する」
という、もてなしの考え方です。
商談などで相手と話す時は、オフィスや職場に赴くことも多いと思うのですが、交通費はかかっているわけですよね。
「交通費も負担してくれない人はNG」と言うつもりはありませんが、そこに対して気遣いが全くない人はほんとダメです。
「わざわざ来ていただいて…」くらいの言葉も言えない人は、どうかなと感じます。
僕は一度、相手の仕事先まで呼び出され、決して安くない施設利用料・飲食代までも実費で払わせられた経験がありますが、
これね、マジでダメですよ。
失礼すぎます。
僕が相手を呼び出す時は、施設利用料や飲食費は当然、場合によっては移動費も請求してもらうことがありますが、
もう常識オブ常識です。
後輩とかデート時に奢る奢らないの話とは全く別です。
年齢とか立場によっても変わることはあるとはいえ、
「相手に時間を割いてもらっているんだ」
という感覚が欠如している人は、知らないところで大きな恥をかいています。
なお、これは結果論ですが、先ほどの施設利用料まで払わされた方に関しては、こちらからお仕事の依頼を断りました。
もちろん僕が支払った小さなお金が原因などではないですが、他者への配慮が全くできない人とは一緒に仕事をしてもリスクがあります。
事実、その人は日頃の仕事ぶりもメチャクチャで、許可もなく作成したグループに突然放り込む、知らない人を事前に確認なく入れる、承諾していない案件を勝手に進めるなど、もう目も当てられない状態でした。
ビジネスの結果が出ないと嘆いていましたが、当たり前ですね。
相手の立場に立って考えられない人が、お客さんの目線から物事を捉えることはできません。そりゃ、結果出ないです。
まとめ
実際に一緒に仕事をしてみないと見えてこない部分も大いにありますが、傾向をつかんでおくことで回避できるリスクはあります。
特に取引先となると今後も多くのやり取りが発生するし、どう考えてもお互い気持ちよく仕事できる方がいいですよね。
単価感や自分のスキルなどによってもいろいろな考え方ができますが、安く買い叩こうとしているクライアントも少なくありません。
自分の身は自分で守れるように対策を用意しておきましょう。
それでは。