こんにちは、ルイです!
昨日2020年1月18日、僕の所属するカオティックハードコアバンドtataraのセカンドミニアルバムのリリース企画がありました!
そういえばこのブログでバンドについて触れたことあまりなかったので、今回は企画の簡単なレポをしていこうと思います。
目次
tatara企画 “解考”
「そもそも企画って何?」という部分から触れていこうと思います。
企画というのは、めっちゃ簡単にいうと
ライブハウスを貸し切って好きなバンドを呼んだりして一日のイベントを企画する
ということ。
普段のブッキングイベントはライブハウス側が企画していることが多く、これはつまりライブハウスがバンドやパフォーマーに声をかけ出演してもらうという形になっています。
流れとしては非常にシンプルで、企画の内容を考えたらライブハウスと確認しながら日程を押さえ、当日のハコの使用料をイベントの終わりに精算すればOK。
例えば一日貸し切りするのに10万円必要だとしたら、1000円のチケットを100人に売って、その売り上げをライブハウスにすればOKです。
これが150人になれば15万円の売り上げなので、5万浮きますが、ここから〇〇%ライブハウスを回収する場合もあるし、全て持ってってもいいよ、といった決め事は基本的にライブハウスと企画側で取り決めます。
ハコによっても違うし、イベントによっても変わります。
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ちなみに僕らのイベント “解考” は、考えを解く、と書きますが、これには「まあ日頃からいろいろ大変だし考えなくちゃいけないことたくさんあるけど、ライブハウスで遊ぶ時くらい難しいこと考えず酒飲んで楽しもうぜ!」って想いが詰まっています。
みなさん楽しんでたっぽかったので僕らもめちゃめちゃ楽しかったです。感謝。
”新宿NINE SPICES” というハコ
今回は新宿歌舞伎町の最も治安の悪いエリアを少し抜けた先にあるNINE SPICESというライブハウスで企画を行いましたが、ここ個人的にヒジョーーーに思い入れが深い場所なんです。
なぜなら、僕が最もバンドに打ち込んでいた最盛期の多くの時間をこのNINE SPICESで過ごし、さらには仕事も始めブッキングマネージャーとして勤務していたからです。
僕の人生を大きく変えたバンドの、一番しんどかった記憶と楽しかった記憶が全てこのライブハウスに詰まってます。
階段を降りて懐かしい匂いを嗅ぐと、昨日のことのように細かく思い出せるほど、あのときの経験は色褪せないし、ずっと好きな場所です。
個人的には他のライブハウスよりも小綺麗な気がします。
経営したばかりのころ、当時では珍しい “ホール全面禁煙のライブハウス” で、喫煙者はトイレ横のホワイエでタバコを吸わなくてはいけませんでした。
バンドマンの喫煙率は異常なほど高いので、どこでももっくもくになりがちなライブハウスですが、NINE SPICESは禁煙をウリにし少し年齢層高めを狙う “オトナなライブハウス” というビジョンがあったらしいという話を小耳にしたことがありますが…
少なくとも僕が遊んでいたころはそんなこともなかったですね。笑
まあでもバーとかも綺麗だし、確かに少し大人っぽい雰囲気はあるかも。
企画の内容
バンドのイベントって結構似たジャンルが寄る傾向にあります。
ジャンルのかけ離れたバンドを集めるより、似たものを集めた方が、それぞれのバンドのお客さんも親しみやすい訳ですね。
僕らはハードコアバンドなのでやはりハードコアバンドの企画にお呼ばれすることが多いのですが、今回の企画ではめちゃくちゃ良い感じにジャンルがばらけました。
6バンド中3バンドはハードコアですが、僕らみたいな雰囲気のハードコアは他にいなかったし、他3バンドは激情、エモ、ポップといった具合。
ジャンルが違うと統一感を出すのが難しくなる分、カチッとハマると誰かしらのアンテナにはヒットするイベントになるし、各バンドそれぞれインスパイアされる部分があったりともういいとこ取りな感じになります。
逆に昼から始まる半フェスみたいな、20バンド全部ハードコア!的な二郎かよってくらいコテコテの内容だともう本当半端じゃなく疲れます。
その辺を考えると今回のメンツは本当にちょうどよかったなと。
改めて、heliotrope, SEMENTOS, 反好旗, fredelica, chime with herのみなさま、ありがとうございました!
tataraの2nd mini album “LIPSUM”
そして何を隠そう、今回は我々の2枚目のミニアルバム”LIPSUM”のリリースパーティです。
去年レコーディングしたキラーチューン4曲が収録されています。
レコーディングからマスタリングは僕が担当し、デザイン関係は全てボーカルのとんくんが担当してくれています。
1stと違ってある程度tataraとして楽曲制作のノウハウが溜まった状態での制作だったので、あまり行き詰まることもなく最後まで作りきれたのを覚えています。
Apple MUSICでも販売されているので、1st e.p.と併せてチェックしてみてください!
今後も曲作りに励み、ある程度曲が溜まったらまたCDをリリースしたり、フルアルバムも録れたらいいなとか考えてます。
やりたいことたくさんなので、時間を作って取り組んでいきたいと思います。
ということで2020年もtataraをよろしくお願いいたします!!
それでは。
All photo by Hayato Ishikawa (@umihayato)