みなさんは「パソコンのこと、詳しいですか?」
って聞かれたら、即答できますか?
質問が少し曖昧すぎますが、要するパソコンの基本的な知識や仕組みについて理解があり、OSやデータ形式の違いをある程度知っているかどうか、ということです。
僕は自信を持って「知っている!」と言えるレベルではありませんが、基本的な部分は大体押さえられているかな、と思っており、この基礎知識さえあればある程度のシステムエラーが起きた時の対応や、そもそもシステムにトラブルが起きないような対策を講じることもできるようになります。
今回は、パソコンを扱う人なら誰もがある程度の素地が必要だということを書いていきます。
目次
パソコンは文字通りの ”ライフライン”
オフィスで働いている人を中心に、コンピューターというのは仕事をする上でこれ以上ないほど重要な道具です。
僕は現在複数の収入源がありますが、そのどれもがパソコン一台で完結するようにしています。
逆に、パソコンがなければ一円も生み出せません。
インターネットとパソコンという組み合わせは現代に生きる多くの人たちにとって必要不可欠な道具であることは間違いないでしょう。
そしていつも通り使っているはずなのに、突然いつも通り動かなくなる、じゃじゃ馬な一面を見せ突然悩みの種になることもあります笑。
パソコンの仕組みを理解する
そもそもコンピューターというものが、どういう仕組みで動いているのか?
考えたことがある人も多いと思いますが、パソコンを構成する最低限の要素である
- OS
- メモリ
- CPU
- ストレージ(HDD / SSD)
- グラフィックボード
などは知っておいて損はないはずです。
これらについて全く素養がないと、自分の目的に合ったPCを見つけることができず、電化製品店の店員さんに言われるがまま、やりたいことに対してスペックが足りないものを掴まされたり、逆に身にあまりすぎる高価なものを買ってしまうかもしれません。
トラブルを解決したり、未然に防いだりする
そしてパソコンを使ったことのある人なら誰もが遭遇したことのあるであろうトラブル、不具合、バグ。
こういう問題に遭遇した場合、最も早く解決策を見出す手段は、
可能性を洗い出すことです。
例えば全くの初心者がトラブルに遭遇した場合、何がなんだかよくわからないがいつも通りいかないけど、どこからいじっていけばいいかわからない、という事態に陥り、ひどい時は関係ないところを触りまくり、さらに悪化させてしまう、ということもあります。
もしもここである程度の知識があれば
- 問題はハードか?ソフトか?
- バグなのか?人為的なミスか?
- 自分自身で解決可能か?プロが必要か?
といったように、最短で解決する手段を導き出すことが可能となります。
原因を洗い出す→検証→繰り返し
僕はこの考え方を、専門学校で音響工学の専攻をしている時に学びました。
バンドや音響の世界では「音が出ない」というトラブルは日常茶飯事ですが、当然ながらどこかしらに必ず原因があります。
例えば、マイクを持ち、スピーカーからその音声が出るまでに、何十という機械を間に通します。
「音が出ない」という比較的一般的なトラブルの場合でも、何十もの要因が考えられます。
スイッチ式のマイクで、オフになっていないか?コンデンサーマイクの場合、ファンタムで電源供給されているか?接続されているケーブルに異常はないか?間に通っている危機は全て電源が入っているか?音量は正常値か?フェーダーは上がっているか?ミュートボタンが押されていないか?etc…
そして可能性が一番高いものから検証し、違うなら次、というように選択肢を潰していけば、最終的に必ず音は出ます。
パソコンやソフトのシステムも、複雑なプロセスを経て結果が出力されている、という点ではこれと同じです。
これを試してもダメ、というなら次の対処に進めばいいだけですが、そもそもそこで
「トラブルを発生させている要因のリスト」が頭の中でパッと作れなければ、対処のしようがありません。
わけのわからないトラブル対応に追われて一日かけてもわからなかったが、翌日プロに聞いたら5分で解決した、なんて経験のある人も少なくないでしょう。
ググるのにもパソコンの知識が必要
自分の知識の範疇を超えるエラーを解決しようとする時、似たような前例を探すためにググる人も多いかと思いますが、
この検索ワードに何を入力すれば求めている情報を返してもらえるかどうかも、素養があるのとないので全く変わってきます。
公式のフォーラムよりもYahoo知恵袋の方が解決が早いこともありますし、それ以前に検索のワードが悪いとトラブルシューティングまですらたどり着けないことも。
ここで「たぶんこの辺でおかしなことになっているな」という仮説が立てられれば、解決のスピードは一気に早くなります。
まとめ
パソコンに強くなる、ということは、仕事のトラブルを減らすことができる、ということでもあります。
ほとんど全ての現代人が毎日のように扱うからこそ、この道具に対しての知識を深めるということは重要な意味を持ちます。
僕の場合はレコーディングやミキシングをするためにソフトを学必要があり、ソフトをインストールして正しく使うために安価なパソコンを自作した経験があり、それがパソコンのことを考えるきっかけになりました。
とは言ってもまだまだ勉強が必要なので、今後も勉強を続けていきたいと思っています。
何か学びがあれば、是非一緒に共有しましょう。
それでは!