突然ですがみなさんは、何か特定のものに挑戦する ”目標” のようなものはありますか?
自分の会社を持つ、幸せな家庭を築く、親孝行をする、外国で暮らす…
人生で一度は経験したいものや、生きているうちに絶対やりたいことは、誰しもがあるはずです。
今回は、これから大きな挑戦に立ち向かう人に向けて「馬鹿になるのが一番飛躍するのが早い」という話をしていきたいと思います。
目次
度胸こそが一番に必要なもの
なぜ馬鹿になることが最強なのか。
それは
- 後ろ盾がないとやるしかなくなるから
- 行動にスピードが伴うと結果を生むから
- 検証や考察は後回しでいいから
などの理由が挙げられます。
何か大きな選択を迫られた時に必要なのは、その挑戦を現実のものにするお金でもなく、はたまた物事を現実的に考え、分析し、先のことを予期しようとする洞察力でもありません。
お金は借金すれば貯金する時間を省けるし、洞察力は検証元となるデータがなければその効果は最大限活かされません。
一番に重要なのは、決断する時の ”度胸” です。
そしてこれは、意図的に馬鹿になることで得られることがあります。
くよくよ考えて何になるのか
先述した通り、どんな有益なデータや情報源があっても、自分にぴったり当てはまる例などありません。誰もが完全無欠のオリジナルな個体だからです。
それならば、もう行動してみる方がいいのです。
そしてその時に悩む時間や消費するエネルギーを考えれば
「ええい、もうやってしまえ!」
というスタンスで取り組んだ方が結果が早く伴ったりもします。
慎重にならざるを得ない状況は確かにありますが、例えば新しいことにチャレンジするときや、何かを始めようか迷っている場合は、一度やってから考えてみようというスタンスの方が、上手くいくことも多いはず。
無謀を伴う ”最強のバカ” になる方法
無鉄砲さや無計画さが次のステップに進むための近道になることはあっても
「ついついリスクヘッジをしてしまう」
「最悪のケースを考えて動けない」
と、考えてしまう人もいるでしょう。
そんな時にオススメなマインドセットが
「敢えてバカになるんだ!」
という ”自意識” を常に持っておくことです。
この意識を持っていれば、自分で決めた道だという認識が常にあるので「どうにかして成功させよう」と奔走するはずだし「結果が出るまでそれ以上のことは考えないようにしよう」と自分の中でも踏ん切りができて、空いたリソースを他のものに割くこともできるようになります。
結果は慎重に検証する
そしてそのまま最後までバカになったままでいるのは…もったいない。
実践して得られたデータは金銭には替えられない、貴重なデータです。
実際に行ってみた後で
- それがどうだったのか
- 良くても悪くても何故そういう結果になったのか
- どうしたらより良くできるか
- 今後の行動にどう転用するか
を、慎重に考え、メモを取りましょう。
ここでメモを取るのはその時の状況を忘れないようにするための “記録” の役割と、その時の思考回路を残す ”日記” 的役割を持ちます。
これを同じ分野で何十回も繰り返すと、確実に有益なデータが集まります。
データが集まると、傾向を掴めるようになるので、それを元にすることで改善の質が向上します。
つまり、成長とは費やした時間に対して一定のスピードで結果となるのではなく、蓄積したノウハウで相乗効果的にブーストされ、曲線を描くのです。
このコツを掴んでしまえば、もはや挑戦したいことの愚かさを実感するはずです。
悩むよりやった方がいい!
そう確信して言えるようになるはずです。
いくらなんでも無謀だった海外渡航
かくいう僕も無謀なことを何回も繰り返し、毎度無事に怪我をし、しかしそこから学びを得て、現在までなんとかやってこれています。
僕の最初の無謀な挑戦は、フィリピン留学後のカナダ渡航でしょう。
100万円は最低限必要だと言われているワーホリを、僕は20万円だけ握り締めて行きました。
「学校に行かなくても英語はできるようになるはずだ」
「お金がないなら現地で働けばいい」
そう意気込んで降り立ったカナダでは、大変な思いもたくさんしましたが、今考えても “当時考えられる最短のルート” を突っ切ったのではないかと自負しています。
リスクを犯すことがいかなる状況でプラスに作用するわけではありませんが、少なくとも多少のリスク取らずして結果は伴わないことを、身を以て学びました。
まとめ
見慣れぬものや知らないことに対して、人は本能的に不安や恐怖を感じます。
そこであえて自分を馬鹿し仕立て上げて演じることで、大きな一歩を踏み出せるはずです。
何よりも重要なのは第一歩の決断です。
尻込みしてしまう気持ちを抑え、とにかく一度やってみよう!と飛び込んでみてください。
案外、どうにかなってしまうものだったりします。
なるようにしかならない、という言い方もできますね。
それでは!