突然ですがあなたは
「自分の実力が足りず案件を受けても完遂できるかどうか不安だ」
と尻込みしていませんか?
去年2019年11月、僕は当時在住していた台湾で動画編集を勉強し始め、4ヶ月半経った今では動画編集だけで食べていける収益を生み出すことができるようになりましたが、最初は
「この程度で営業をかけてしまって大丈夫なのだろうか」
とメチャクチャ不安でした。
不安だから強気に出ることもできないし
「もし案件をゲットできたとしても自分の力で最後までやり抜くことができなかったらどうしよう…もうちょっと勉強をしよう…」
という考えに何度も逃げそうになりました。
ただし、案件を通して成長を重ねてきた僕にとっては、あの時思い切って行動に移して良かったなとしみじみ感じます。
今回は「基礎学習を終えたら実地で経験を積んだ方が成長が早い」という実体験について話していこうと思います。
目次
自習は、終わらない
まず一番最初に重要なことを結論付けておきたいのですが
学習に終わりはありません。
語学でも、専門的なスキルでも、仕事でも、突き詰めたらものの100年なんてあっという間に消費してしまいます。
何か一つのことを突き詰めるというのはそれだけ時間のかかることなのです。
それを踏まえた上で言うと、 素人に毛が生えた程度で数ヶ月の差で二の足を踏んでしまうというのは、ただの
機会損失です。
基礎的なスキルを習得した後は実務を通して学習していくのが一番効率がいいのです。
「そんなこと分かってるよ!実際受けた案件を完遂できるかどうか不安だから話してるんじゃないか!」
こういう答えが返ってきそうですが、返せる返事は二つしかありません。
何としてでもコミットする
まず人様が発注している仕事を受注した以上は
自分がどうにかできそうなレベルなら何とかしてください。
大前提として先に言わなければいけないこととして
「自分のスキルにちょうどいい案件なんて一生来ない」
という事実があります。
実際問題自分にとって役不足な仕事を任される機会や遭遇することはあるのですが、こればかりしていては当然成長のセの字もありません 。
特に新しい技術を習得したての時は常に自分の持っている技術よりも高いものが求められます。
だから、やる価値があるんじゃないですか?
考えてもみてください。
自分の発想や環境では巡り合うことのできなかったはずの状況で、お金をもらいながら成果物を作る仕事を任せてもらえるんですよ?
僕は「仕事を与える人間の方が偉い」とか「クライアントは神」だなんて言うつもりは1ミリもありませんが、仕事というのはそれだけ尊く貴重なものだというのはこれまでの30年間の人生を通して身にしみて理解しています。
技術が足りないとか、スキルが追いついてない現実を恥ずかしいものだと思わないでください。
人間新しいことを始める時は誰もがゼロからのスタートです。
どこかのタイミングで ”初心者” から抜け出す必要があります。
人に「そんなの簡単だ」と笑われるような仕事だろうが、胸を張って最後までやり遂げたら立派な成長ではありませんか?
まずは市場に腐るほど転がっている案件を自分の手で掴むこと。
そしてクライアントさんが求めるクオリティになるべく近い状態で提出すること。
その気持ちを持って臨めばきっと案件を獲得できますし、力が及ばなくても完遂できるはずです。
力が及ばない時は潔く諦める
ただもしもこれは自分の手に負えないと判断した時は潔くそれを認めて、発注者に伝えましょう。
手が届かないことも、全然恥ずかしいことじゃありません。
一番恥ずかしいのは、連絡の一通もよこさずいなくなってしまうことです。
実務経験は勉強では得られない
そもそもの話ですが、勉強が何のためにあるかということを今一度考えてみてください。
勉強というのは多くの場合「実務に対する備え」ではないでしょうか。
つまり学習というのは、目的物に対する手段でしかないのです。
テニスだったら「試合に勝つこと」が目的であって、壁打ちをすることが最終的なゴールではないはずです。
バンドだったら「ステージに立ってお客さんの前で演奏したり、自分たちの音源を買ってもらうこと」が一番重要なことで、スタジオにこもって誰も聞かない曲をシコシコ作ることが最終地点ではないですよね。
似たようなたとえ話などいくらでもありますが、要するに重要なことは「自分が何のために勉強しているのかをはっきりと認識すること」です。
まとめ
少し厳しい言い方をすると
準備はいつまでたっても整いません。
完璧な状態でチャレンジできる環境なんて滅多にありません。
常に時間との戦いだし、残酷ながらその時のベストの状態で戦うしかありません。
時間が有限だからこそ、自分の成長をブーストできる実務を通して、生活を豊かにしながら前に進むことを考えることが重要だと思います。
自分の行動を制限するのはいつだって自分自身です。
打開が難しそうな状況でも自信を持って前に進んでみることで、新たな境地へ一歩進むことができるかもしれません。是非トライしてみてください。
それでは!