こんにちは、ルイです!
今年11月に発表・発売された新型のMacBook Pro 16インチがようやく届きましたので、今回はそのレビューをしていこうと思います。
※下記リンクのMacBook Pro 16インチモデルはスペックが僕が使っているものと多少違いがあります。ご注意ください。
ちなみに僕が今まで使っていたパソコンは2016年モデルのMacBook Pro 13インチです。
同じモデルや似たようなスペックから買い替えを検討している人の参考になれば幸いです。
目次
買い替えの理由
まず最初に13インチのMacBook Proを買い換えようと思ったきっかけから話していこうと思います。
ディスプレイの不具合
まず最初に異変を感じたのはディスプレイです。
画面下部に黒い影が等間隔で出てきてしまいました。
ダークモードで使用している分にはさほど気になりませんが、それでも映像の編集をしている際実際、データを書き出してみるとディスプレイで見ていた色と違うことなどがあって困ってしまったのです。
またなぜか持ち運びをすると画面の4辺のどこかがオレンジ色に変色してしまいます。
俗に言う”小便液晶”と呼ばれる不具合ですね・・・。
これは時間経過と同時に消えていきますがそれでも白い背景のソフトを使っている時なんかは気になります。
画面下部の黒い影とオレンジの変色が発生した時の写真がコチラ。
下からスポットライトでも当ててるんかというほどくっきりと影が見えます。
そして左側にはオレンジのシミ・・・。
目も当てられません。
キーボードの不具合
そして発売以降、世界中で不具合が多く見受けられ集団訴訟にまで発展した、いわく付きバタフライ構造のキーボードも、例に漏れずしっかり不具合を起こしました。しかも何度も。
特に、押しているはずなのに入力されないとか、一度キーボードを押しただけなのに複数回文字が入力されてしまうことが多々あり、最終的にスムーズな文字入力もままならない状態になってしまいました。
今は”N”がほぼ反応せず、”I”は過剰反応してしまうというメンヘラっぷり。
僕は毎日ブログを書きますし、仕事でもチャットなどを使う機会がよくあるので、キーボードの不具合で誤字が多いとなると問題です。
容量の不足
それから内臓の256GBのSSDも不足しつつありました。
理由は今年11月から動画編集の学習を開始したからです。
その時の状況を詳しくまとめた記事がコチラ。
ただでさえ動画の容量は大きいのに、それに加えて編集ソフトや他のフォント、BGM、SEなどの”PCに保存しておきたい素材”のことも考えると、仮に外付けハードディスクを利用しても動作が遅くなったりしてしまいます。
購入したMacBook Pro16インチのスペック
新しく発表されたMacBook Pro16インチの最大の特徴のひとつといえば、64GBのメモリまで詰めるようになったことです。
さらにCPUだけでなくグラフィックボードもアップデートできるということで、僕はこれからの仕事のクオリティーを最大限に引き出すために大枚を叩き先行投資することにしました。
スペックはこんな感じです。
64GBのメモリに2TBのSSDストレージ…
我ながらゴリゴリすぎて笑っちゃいます、、、笑
64GBのメモリの威力やいかに
ここまで来ると並の使い方ではビクともしません。
64GBのメモリがどれほどのものか、できるだけたくさんのアプリを起動して検証してみました。
検証の内容
- スケジュールを確認するためカレンダーを開き
- サブディスプレイで純正のメモ帳で仕事のメモを取りながら
- iTunesでBeats1(ラジオ)をストリーミング再生しBGMを再生
- Excelで進捗を記入しつつ
- LINE・Chatworkで連絡を取り合いながら
- Google Chromeで調べ物をして
- Premiere Proで動画編集
これを同時に行いましたw
標準搭載のアプリ”アクティビティモニタ”で測定してみます。
検証結果
その結果は・・・
CPU
実際に全てのソフトがフル稼働していないとはいえ、アイドル状態97.48%という数字は想定外です。。。
メモリ
これだけふんだんにアプリを使ってもマックス性能の1/3くらいにしか届かない…恐るべし。
余裕すぎてビックリした。
MacBook「え?なんかした?」
っていうレベル。
今はほとんどPremiere Proしか触っていませんが、今後はAfter Effectsなどの高度な処理を必要とするアプリケーションの学習も始めていくので、これくらいPCのスペックに余裕があれば全く問題なさそうです。
またこの様子なら4Kの動画の編集にも全然耐えてくれそうですね。
前世代から変更点・改善点など
さらに狭くなったベゼル
そもそもこの新型 MacBook Pro、 旧型の15インチと本体のサイズはそこまで大きく変わりません。
本体の大きさを抑えたまま画面サイズを大きくすることに成功した要因はベゼルにあります。画面の周りの黒い部分のことです。
これが本当に細い。
画面そのものの可視範囲が広いので、作業したり映像を見ていても没入感があり集中できます。
15インチと本体サイズはほぼ変わらない
先に挙げたように、15インチの旧型と本体の大きさがあまり変わらないということは、買い換えてもサイズや重さ的なデメリットほとんどないということです。
実際には約170グラム重くなりましたが、元々15インチを使っていた人にとってこれは誤差でしょう。
この新型MacBook Proの発売は現在15インチを使ってる人にとって大きな朗報のはずです。
拡張性の高さ
そしてこのMacBook Pro 16インチの大きな特徴は拡張性が高いという点です。
CPUの性能も二段階でアップグレードできますし、グラフィックスもRadeon Pro 5000Mをサポート。
メモリに関してはなんと最大64 GB まで搭載することができます。
これだけの容量があれば動画編集はもちろんのこと、 CG アニメーションの作成もこなすことができることでしょう。
新構造のキーボード
何かと不具合が多く問題になっていたバタフライ構造のキーボードですが、新型MacBook Proでは”シザー式”と呼ばれる新しいものになりました。
打鍵感は深くなり、音も静かになりました。
がしかし…個人的にはここが唯一の惜しいポイントです。
これは好みの問題なので参考にならないかもしれませんが、僕は旧型MacBook Proの浅いキーボードが好きだったので、ストロークが少し深くなったことによって、 文字が入力できていないということが度々あります。
とはいっても、バタフライ構造の時のように不具合が頻出しないような仕組みに改善されているはずなので、慣れてしまえばこちらの方がより快適になることでしょう。
escキーが独立
Touch Barからescキーが独立したことも嬉しい変化です。
このキー、様々なアプリで結構使うこと多くないですか?
僕の場合だったらPremiere Proで入力したテロップを確定したい時、いちいちマウスに手を持っていって、違うところをクリックするのは面倒です。
この操作もescキーがあればサクサクです。
スピーカーが驚くほどいい
そして一番の驚きがこの新しいスピーカー。
これだけ薄い躯体に六発もスピーカーが搭載されているらしく、サイズから考えるとその再生レンジに驚かされます。
数千円のBluetooth接続のスピーカーより高品質です。
通常低音を出すためにはコーンの厚みというものが必要になるのですが、一体どうやってこの豊かな低音を出しているんだろう…不思議です。
ちょっとした編集なら特にイヤホンなどが必要ないですし、映画なんか見てもかなり臨場感あります。
まとめ
今までMacBookのアップデートというのは、小さいものを繰り返していく印象がありましたが、今回の16インチに関しては大きな変化がたくさんあり驚きました 。
これぞまさに”Pro”の名を冠するにふさわしい仕様です。
向こう3年は余裕で使えそうですし、いや、4-5年はガンガン使っていけそうなので「宝の持ち腐れ」にならないようにスペックを余すことなく使い倒して、ガンガン仕事したいと思います。
もし何かやってほしい検証や他に知りたいこと等あれば、Twitterなどからお気軽にお問い合わせくださいね。
それでは!