ルイ
まさか、テンプレートの営業文を使いまわしたりしていませんよね…?
営業文にテンプレは絶対NGです。
よく有料noteなどで営業文のサンプルが載っていることがありますが、これはあくまでも営業文を構成する上で必要な要素を視覚化したものに過ぎず、これをコピーして使い回しているうちは、信頼される編集者になるなんて到底無理な話です。
今回は前編で「なぜテンプレがいけないのか」というテーマを深掘りし、後編では「じゃあどんな内容を盛り込むのが正しいのか」という内容で書いてきたいと思います。
目次
テンプレは論外
まず最初になぜテンプレートの営業文が論外なのかという話をしていきます。
答えは2つ。
- 「どんな案件にも対応できる万能な営業文」など存在しないから
- 最適化された文章を書かないとすぐにバレるから
それぞれ細かく見ていきましょう。
「万能営業文」は存在しない
そもそもの大前提の話をしていきますが、営業文を考える際にこのことを意識してみてください。
「なぜこのクライアントは動画編集者を必要としているのか?」
募集をしているということは外注先を探しているということですが、その目的はクライアントの数だけ存在するはずです。
- 自分に編集技術が全くないのか?
- 編集技術はあるが、楽をしたいのか?
- 単純に動画に興味があるだけなのか?
- YouTube チャンネルを開設してみたいのか?
- 元々いた編集者の代理を探しているのか?
- 元編集者は飛んだのか?編集が下手なのか?
挙げればキリがないほど、外注する理由は様々です。そして理由が変わってくれば、自分にできることも、施す編集内容も変わるはずです。
そして「多様な外注の目的の、全てを解決できる営業文」というのは存在しません。
だからどんなに文章が優れていようが、それっぽいことを言って、素晴らしい実績を並べようが、パソコンが高性能だろうが、
提案文としてはそもそも必要な要素すら満たしていない
ことになります。
テンプレはすぐバレる上に印象は最悪
ついでに言うと「あ、この文章は完全に使い回してるな」というのは、送り手が思っている以上に分かるものです。
これは僕自身何度も SNS やクラウドソーシングを使って編集者を募集したことがあるから断言できます。
(小声: そして実は僕もテンプレの営業文を使いまわしていた時期がありました…採用される可能性は今よりも遥かに低かったです…)
ていうか、本当に募集内容をきちんと理解して応募して来ているのであれば、最適化された内容が送られてくるはずです。
「相手が募集している編集者に求めていることは何なのか」
という立場から、常にパーソナライズされた(その募集している個人にとって最適化された)営業文をオリジナルで作る方が、時間はかかりますが、勝率は確実に高くなります。
※しかし自分のスキルやパソコンのスペックなど、全ての営業文に共通する部分はこの限りではありません。個人的にはパソコンのスペックも毎回入れるのは読み手の負担を増やすだけなのでどうかと思いますが…高度な処理能力が必要そうな案件だったり、相手が必要としている場合を除き、僕は入れません
一通入魂!最適化された営業文で勝負しよう
つまり、 営業文というのは応募の度に最適化された内容のものを作る必要があります。
「この人、ちゃんと募集要項をきちんと読んで応募してきてくれているな」
と思ってもらわない限り、話は前に進みません。
中には内容を読まず上記したような営業文のテンプレートを送ってくるような人も少なくないので、逆にそういう人達とはすぐに差別化できます。
ラブレターを書くような勢いで相手の要望を理解し、真摯に向き合えば、その姿勢は必ず相手にも伝わります。
優れている営業文とは
ズバリ、優れている営業文の定義づけは
「”相手の課題を解決する”という目的とその手段」が明確なもの
です。
最初の方でも書いた通り、動画というのは課題を解決するための一つのツールに過ぎません。
ではなぜ、
テキストではダメなのか?
画像ではダメなのか?
ニコニコ動画じゃなく、YouTubeでなければいけないのか?
全てに理由があるはずです。もしもないなら、提案しながら導いていくのも編集者の仕事です。
※ここまで来ると動画編集したというよりかはプロデューサーに近くなってきますが…
募集文をよく読んでみれば、募集主がどのような悩み・課題を抱えているか、ある程度予想できるはずです。
それが把握できたら具体的な解決方法や「他の編集者ではできないけど、僕ならできますよ」
ということを根拠をもとに書いていけば、必ず目に留まります。
まとめ
もしも今まで
「テンプレートの営業文にしか送ったことがない…」
という方がこれを読んでいたなら、決して今からでも遅くありません。動画の需要はこれからもなくなりません。
どこかで楽して手を抜こうとすると、その意思は確実に相手にも伝わってしまいます。
「楽をしよう」という姿勢は決して間違っているわけではありませんが、段階が違います。
工数を減らしたり、無駄を省くのは、実作業に入って効率化を始める段階です。
仕事を得る時に手を抜いてしまうと、そもそも仕事自体を獲ることすらできなくなってしまいます。
他の人には書けないオリジナルの提案文を入念に作り込んで、且つそれがエゴにならないようなスマートな提案方法を確立しましょう。
それでは。