動画編集者がPhotoshopを学ぶべき4つの理由

ルイ

映像制作・動画編集などのクリエイティブな仕事に関わる皆さんは Photoshop の学習はしていますか?

僕は映像関係の仕事を始めて数ヶ月間 Photoshop が全く使えない状態が続きましたが、次第にサムネイル制作や写真のレタッチ作業の必要性もちょこちょこ出てきたので、Udemyの講座をいくつも購入して動画を見ながら技術を盗んで転用して、を繰り返しています。

Udemyで講座を受ける利便性については先日のこの記事でまとめました。

【動画編集】学習用に英語のUdemyの講座を購入したらものすごく勉強になった話

Photoshop を学習しているとサムネイル制作やレタッチの技術が上達するだけでなく、映像を使う上で必須となる知識も網羅的にカバーできる部分がたくさんあったので、今回は

「動画編集者が Photoshop を学ぶべき理由4選」

というテーマを深掘りしていこうと思います。

Photoshopにできること

まず一番初めに「Photoshop を使ってどんなことができるのか」というざっくりとしたイメージが沸かなければ、学習のメリットを把握することも難しいはずです。 

僕自身、未だに危うい部分もありますが

「フォトショとイラレって何が違うの???」

というところからスタートしました。

既存の素材(特に写真)の加工に強い

あくまで僕の認識となるのでフォトショを使いこなすプロからしたら語弊があれば申し訳ないのですが、 Photoshop はゼロからイラストなどを制作するのが強いイラストレーターとは違い、既成素材の加工や合成に強いという印象です。

静止画だけでなく動画を触ることもできますが、とにかく対象が「画」である限り、本当にあらゆることができます。

フォトジェニックな観光地で撮った写真に観光客が写り込んでしまった場合も、数分のマウス操作で違和感なく消し去ることもできますし、 ランダムに配置されている対象物の場所を変えることすらできます。

またサムネを作る時は常用手段となりますが、オブジェクトを囲むだけで切り抜いて背景を透過することもできるし、当然ながら文字を打ち込むことができます。

打ち込んだ文字にテクスチャを付与したり、複雑なグラデーションやパターンを加えたり、するのもごく少ない工数で実現してしまいます。

正直こんなにたくさんのことをこんなに少ない手間でできるとは想像だにしていなかったので、Udemyの講座を初めて流し見したときは

「おいおいマジか…魔法みたいやんけ…」

と超びっくりして画面にかじりついて機能を学習しました(今も全然自由に扱えないので継続して勉強中ですが)。

Photoshopを学ぶメリット

この記事のタイトルになっているように、動画編集者が勉強することで、市場価値を高めてさらなる高みへと進むこともできますし、技術が高くなればPhotoshop だけで完結する仕事を受注できるケースも出てくるはずです。

それでは実際に Photoshop を学ぶメリットについて見ていきましょう。

サムネイルが作れるようになる

まず、言うまでもなくサムネイル画像が作れるようになることが第一に挙げられます。

 YouTubeではコンテンツとしての動画の価値はもちろん、その動画をクリックしてもらうための魅力的なサムネイル画像の制作も必須になります。

僕が一番最初にサムネイル画像をガチで作り込んだ時のことはこの記事でまとめたのでよかったら参考にしてみてください。

【Photoshop】YouTubeで超重要なサムネをガチで作り込んでみた【作り方も公開】

ピクセルや規格に関する知識が身に付く

Photoshop を学習するとピクセルという概念やフォーマット(規格)について基礎的な知識を身に付けられるというのもポイントです。

動画編集はほとんどすべてのケースで16:9の画角で設定をすることになるかと思いますし、そもそものプリセットがこの比率で固定されているので、あまりこれ以外の設定を使うことはないと思います。

しかし Photoshop を使うとなると比率という概念に関係なく自分の作りたい絵を構築することもできるし、先に述べたサムネイル画像作成の場合は逆に、16:9で最適化された構造を考えなければいけません。

このあたりは後先を考えずに作っていくと確実に壁にぶち当たるので、制作を進めていると勝手に知識が身についてきます。

当然ピクセルや画角などの知識は写真のみならず映像にも共通してくる必須知識なので、身につけておいて損することはありません。

リアルタイムでソフト間を行き来し、動画のクオリティを向上させることができる

Adobeの製品の最も強いところは、ソフト間の互換性と言っても過言ではないでしょう。

例えば最近僕が映像の中で使用した例だと、

STEP.1
冒頭タイトルロゴをフォトショでデザイン
STEP.2
プレミアのシーケンス上に配置
STEP.3
動画内中盤の写真もレタッチしたpsdをダイレクトに挿入
STEP.4
エンディングロゴもフォトショでデザイン

という工程だったのですが、デザインだろうがレタッチだろうが、Photoshop と連携している以上は、変更した内容は全てプレミア上でも適用されます。

これが違うソフトになると変更が生じるために書き出してデータを読み込まなければいけない手間が生じるので、非常に面倒です。

Adobeソフトは網羅的に学習すればそのスキルだけで十分、フリーランスとして戦っていける武器になります。

詳しくはこちらをどうぞ。

Adobeを制すものはノマドを制す!?【ソフト独学のススメ】

仕事の幅が広がる

先ほどもちらっと触れましたが、Photoshop がある程度使えるようになるだけで仕事の幅がぐっと広がります。

サムネイル制作もそのうちのひとつですし、インターネット上で見かけるバナー広告なども Photoshop を用いて作られたものがたくさんあります。

実際に僕のチームでも Photoshop を使って簡単なイラストを制作する仕事を毎月請け負っているので、需要は絶えずあります。

Adobeの契約は決して安い金額ではありませんが、あまり知られていないもののラインスクールに申し込んでライセンスを取得すれば通常の44%オフで契約することもできます。

【動画編集】PremierePro等のAdobeソフトを爆安で買う方法【通常の44.7%OFF!】

まとめ 

動画編集者が動画編集ソフトを上手に扱えるようになるのは必須ですが、他のスキルと掛け合わせることで大きな差別化に繋がることになります。

また動画編集と組み合わせるだけでなく、フォトショ単体でも「使いこなせる」というのも強みです。

クラウドソーシングなどでも簡単なバナー制作の仕事はいつも発注されているので、積極的に引き受けて腕を磨きましょう。

それでは!