【ノマドフリーランス】コロナの後に行く国を考える【雑記#12】

コロナのパンデミックが着実に、収束へ向かっている。

日本では全自治体ではないが緊急事態宣言の解除が見えてきて、海外諸国では完全復旧へのロードマップを出す国も出てきた。

かたや韓国では第二波が起きつつあり、中国でも長期休暇による大規模な人間の移動に伴う新たなパンデミックも懸念されているといった状況で、全く油断はできない。

しかし数ヶ月前の、まるで映画のようなスピードと危機を持って広がったウィルスの驚異は確実に小さくなりつつあり、そして各国の人々もどのようにして感染のリスクを考えならが生活していくかという生活様式が根付いてきているように感じる。

このままスムーズにいけば今年中には、完全とまでは言わないが状況はかなり改善され、ロックダウンも解除され、出入国のハードルも下がりそうだ。

「もしもコロナが収束したら、僕は次にどこへ行くだろう?」

この問いを僕はこの数ヶ月、何度も考えた。

当初の予定

そもそも僕は、早ければ今年の春にでも、違う国へ行く計画があった。

久しぶりに台湾から帰国したんだから日本でゆっくりしたいと思う反面、残された時間は有限だという認識が常に頭にあったからだ。

残された時間というのは、もちろん人生単位としてもそうだが、ワーキングホリデーの年齢制限も、だ。

僕は現在30歳で、今年31歳になる。

ワーキングホリデービザの取得制限というのは30歳中なので、僕の誕生日の11月まであと約半年しかない。

台湾在住時は、次にどこの国へ行くか決めあぐねていたが

「せっかくワーホリを使える年齢なんだから、ワーホリで滞在できる国にしよう」

と思っていた。

状況の変化

これまでのワーホリ生活

そもそもワーキングホリデービザを利用する最大のメリットは

「現地での就労許可」

これに尽きる。

多額の貯金が必要だと認識されている海外留学や長期滞在は、現地での就労が可能になるとハードルが遥かに低くなる。

なぜなら貯金がなくても向こう数ヶ月分の生活費があれば死ぬことはないからだ。

そういうわけで次の目的地をワーキングホリデーを利用できる国にしようと思っていたのだが、状況に大きな変化が生じた。いい変化だ。

それは、気づいたらノマド=フリーランスとして生活が成立していた、という点だ。

僕が初めてワーホリを使ったのは2017年、カナダでの生活。

現地就労以外に稼ぐ術がなかったので、できそうな仕事はなんでもやった。

同僚・お客さんも日本人ゼロの中、朝が早く賃金の安いベーカリーカフェ、和風居酒屋、タイレストラン、バー、パブ、ラーメン屋。

どれも貴重でかけがえのない経験だったが、やはり慣れない環境での労働は常に消耗を伴う。

特に当時は英語のレベルも今以上に低かったし、毎日戦いな上に、経済的に余裕を感じられるようになるのは半年以上も先の話だった。

気づいたら成立していた「ノマド生活」

しかし去年2019年11月、30歳になる直前で始めた動画編集の仕事で、僕は結果的に場所的な意味での制限からは開放された。

技術的にも仕事のキャパ的にも作業に没頭していたが、気づけば、あんなに憧れて恋い焦がれていたノマド生活が成立していた。

まだまだ金額的には心許ないが、一人で場所を選ばずに生活していける十分な収入は得られるようになった。

クライアントがゼロの状態でスタートしたフリーランス生活は、気づけば10以上のお客様とやりとりし、総勢5名のメンバーを率いて毎日仕事に追われる状況になっていた。

これまでのところ、幸いなことにお客様の都合以外で仕事が中断したことは一度もない。

ワーホリで行くなら

でも僕は、ワーホリでの現地就労で散々痛い目に遭っておきながら、その場で働くことは嫌いではない。むしろ好き。

それはもちろん僕がドMだからではなく「本当の意味でその国の文化を知ること」は、その地で現地出身の同僚と一緒に仕事をしてより深まるからだ。

トロントのベーカリーカフェで泣きそうになりながらも歯を食いしばって働いた経験は、この記事でもまとめている。

トロントで経験したローカルカフェでの仕事について【カナダワーホリ】

現地でのアルバイトは、友達もできるし、従業員ならではの恩恵も享受できるし、本当に良い思い出になる。

オーストラリア

ワーホリと言えば!で鉄板の、オーストラリア。

日本人だけでなく世界中から留学で訪れることの多いオーストラリアは、是非一度長期滞在をしてみたいと思っている。

穏やかな気候、たくさんの自然で街の外観も魅力的だし、賃金も高い。

個人的に大きいポイントは、台湾からの留学生が多いということ。

僕は10ヶ月の台湾生活で日常生活なら話せる程度の中国語は習得できたけど、まだまだレベルが低すぎて、ちょっと話が入り込むと、お話にならない。

オーストラリアなら「中国語を話す機会に恵まれている英語圏」という理想的な環境なので、オージーの友達とは英語でコミュニケーションを取って英語もブラッシュアップしつつ、台湾・中国籍の友達を作って中国語の練習をしたり、ランゲージエクスチェンジをするととても楽しそう。

ニュージーランド

オーストラリアに行くなら、そのままニュージーランドにも行ってみたい。

距離的に近いというのも理由のひとつだが、日本人のワーホリ渡航者が多いという話はあまり聞かないので、情報発信をしたり、敢えて情報の少ない中で開拓していくような活動をしたい。

余談だが「英語を学ぶなら日本人の少ない場所へ」という、ありがちな思考を僕も持っていたが、結局はそれは必須条件ではなく、むしろ母国語で情報を収集できる環境の方が効率はいいことに気づいた。

詳細はこの記事をどうぞ。

【勝手に “しくじり先生” #02】留学で〇〇して大失敗した話

ワーホリを使わずに長期滞在するなら

タイ

世界中からノマドワーカーが集まるフリーランスから圧倒的支持を誇る、タイ。

物価も安く気候も安定していて、地域をきちんと選んで無茶をしなければ治安も悪くない。

僕は旅行で何度か訪れたことがある程度で、長期滞在の経験はないが、想像以上にITの領域が発達していて、Wi-Fiの整い方やキャッシュレス決済なんかもかなり進んでいる。

タイは先述した通りフリーランスが多く滞在しているので、世界中のノマドワーカーと話をして情報交換をしたり、着想が得られたらいいと思う。

ジョージア

そして一番気になっているのがジョージアだ。

ワーホリビザでなくても1年の滞在許可が得られ、ヨーロッパ圏なのに物価も驚くほど安いらしい。

上記した3つの国で僕にとっての最大の驚異は虫で、実は僕は超がつくほど虫が嫌い。

※気分を害する人も多いと思うので詳細は割愛するが、台湾でのヤツとの遭遇率といったらもう。。。台湾は好きだけど、夏には行きたくないw

当然、場所や季節にもよるがヨーロッパ圏は気候の関係上、虫が少ない。

そして逆に暖かい南国は虫は多く、大きくなる傾向にある。

そういう意味では物価、外観、環境と三拍子揃っているのが、ジョージアなのだ。

ということで年齢制限を考えなければすぐにでもジョージアに行きたいくらいだが、やはり「ワーホリを使えるうちは、行っておきたいなあ・・・」という国も多い。

まとめ

僕は海外にいないとどうしてもボンヤリしてしまうというか、危機もリスクもないため自分と外界の境界線があいまいになってしまうので、少しゆっくりしたらすぐに生活する国を変えたくなってしまう。

これまでは法律に則った上でその国で働き、賃金を得て家賃を払って生活費を稼がなければいけなかったが、今ならインターネット環境さえあればパソコン一台で文字通りどこでも仕事ができる。

これは単純に選択肢が増えたということだ。

自分の勘を信じて、新天地を決めて、早く新しい生活ができるように、今できることをしっかりしておこう。