留学を考えている人、すでに行くことを決意した人、行きたいけどまだ決断ができない人…。
その留学、なるべく成功させたいですよね。
今回は、何をもって留学を”成功とするか?”という定義づけと、その体験をなるべくいいものにするべくテクニックを紹介していこうと思います。
目次
留学の目的は?
まず、何が留学のゴールなのか?という最も重要な部分について書いていきます。
あくまで留学の目的は人によって違うことと思いますが、多くの人が
「留学といえば第二言語の習得」
をイメージすると思います。
僕自身、留学の一番大きな留学の目的は”英語の習得”だったので、同じ目的を持つ人のためになれば幸いです。
命運を分かつポイント
コミットする総合時間
留学をモノにできるかどうか、という分岐点は、結論から言うと
どれだけその言語に触れる時間を増やせるかどうか
にかかっています。
日本語環境は捨てるな
ここで
「あ、じゃあ”日本人と関わらない方がいい”ってことだな」
と思うのは、少し待ってください。
僕は同じ思考で日本語になるべく触れない生活を送りましたが、少し短絡的だったと反省しています。
なぜそう思ったかは違う記事でも触れていますが、重要なことは
英語に触れる時間を増やす=日本人の友達を作らない
ではないということです。
考えるべきは”関係性”ではなく、”求めている自分がコミュニティにアクセスするためのネットワーク”の方です。
すごく簡単にいえば
現地の情報を持っている日本人から情報を取得するのが一番速く、結局そこから完全英語圏のコミュニティに繋がる道を探した方が早い
ということ。
総合時間を増やすための行動
僕は「その言語に触れる時間を増やすことが何よりも重要」と言っていますが、ここからその具体的な方法について触れていきます。
やるべきことはこれらのことです。
- 習得したい言語以外使用しない環境で働く
- 現地在住の日本人と知り合い、情報を得る
- 友達を作る機会に行きまくる
それぞれ細かく解説していきます。
習得したい言語以外使用しない環境で働く
人間、どういう状況下でスキルを習得するのが一番早いかというと、これは明らかに”追い詰められた時”です。
現地で働くということは、言葉を覚えないかぎりは厳しく言うと”戦力外”です。
スタッフともお客さんともコミュニケーションが取れないとなると、一人で完結する仕事以外の労働は厳しく、悲しいかな、そういう仕事は語学力を伸ばしてくれません。
一番おすすめなのはファストフード店です。
理由は
現地の言語に精通してないと仕事が成立にしないにも関わらず、仕事でのやりとりの幅は限られているから
です。
さらにまかないをもらって食べれる=食費を浮かすことができる確率も高いです。
現地在住の日本人と知り合い、情報を得る
これがおそらく、ストイックな留学生が陥ってしまいがちポイントです。
せっかく留学にきたんだから日本にいても知り合うことのできる日本人と知り合ってもしょうがない
これははっきり言って短絡的すぎます。
そしてさらに言うと、外国で出会うことのできる日本人は、いわゆる”一般的な日本人”と感覚が全く違います。
この感覚は「日本人のパスポート保有率」を見ても明らかで、旅行するだけでも”珍しいタイプの日本人”の部類なのに、長期滞在なんていうとその絶対数は決して多くありません。
それに、トリリンガルなどの多言語話者をのぞき、母国語でのコミュニケーションが一番円滑なのは万人に共通する事実です。
となると、最も効率的に自分が求める環境づくりは”いかにして情報を多く持っている人に母語でアクセスできるか”が肝になります。
こうした観点から、例え同じ国籍だとしても、留学先に有益な情報を持っている人がいるなら、積極的にアプローチするべきです。
友達を作る機会に行きまくる
そして留学先の充実度を上げてくれるかどうかは、一緒に時間を過ごす友達の質に左右される部分が多分にあります。
仕事と違って、良き友達を作るのに語学力は必要ありません。
そしてその友達に出会えるかどうかは、まず出会いの母数を大きくする必要があります。
今のご時世、友達を作ろうと思えば無数の手段があります。
言語交換、マッチングアプリ、ミートアップ、シェアハウスのイベント・・・
挙げ始めるとキリがないくらい、あります。
要するにここで行動力を発揮できるかどうかは”自分の行動力”を信じるしかありません。
ただでさえ慣れない海外生活で、日本と同じようにはいかないことばかりなので、国によっては危険も伴うことでしょう。
でも「危ないから」と言ってあらゆるチャンスを”リスク”とみなしてしまうのは、とても勿体ないことになってしまいます。
危険回避もひとつの能力なので、十分に安全を確保した上で、遊ぶ時は思い切り遊びましょう。
まとめ
これまで留学生には、大袈裟ではなく何百人という単位で会ってきましたが、悶々として満足のいく生活のできない人には共通点があります。
それは”行動範囲の小さい人”です。
その場でしかできない経験、その場でしかできない友達。
そういういった「ある種の希少性」に目を向けるのが、留学を成功するかどうかの鍵を握っているのです。
これから留学しようとしている人や、現在進行形で海外にいる人