ルイ
ツイッターで他の動画編集者さんと交流をしていると、一人で黙々と作業するタイプの一匹狼タイプの人も、チームを組んでみんなでワイワイ作業をするのが好きな人もいます。
そんな中で
「ディレクター業って大変そう」
「高いスキルを求められそう」
と思われている傾向が強いように感じますが、実はそういうわけでもありません。
大変なのは大変ですが、実際に手を動かして編集するのとはまた違う大変さがあります。
要するに、求められる適性やスキルが全く別だということです。
今回はディレクターになった方がいい人(向いている人)というテーマを深掘りしていこうと思います。
目次
ディレクターの仕事内容って編集者とどう違うの?
まず最初にディレクターがどういう仕事をしているのか?という部分を明確にしておきましょう。
先日僕がフォローしているたけいさんというディレクターの方のツイートに便乗してこんな引用リツイートしました。
これは結論から言うとチームや組織によって変わってきますし、案件の規模感方向性、チームの人数、予算・単価によって実にいろんなパターンがあるはずです。
ただし共通している部分として
- 人員管理
- 案件の進捗管理
- スケジュール調整
- クライアントさんとの折衝
これらはおそらくどのディレクターもになっている役割でしょう。
ちなみに僕がディレクターになった経緯については以前 YouTube でお話ししたのでよければそちらも参考にしてみてください。
上記の項目を見てもわかる通り、一般的に「マネジメント」と呼ばれる能力がある程度必要になってきます。
加えて編集の手法や具体的な指示出しをしなければいけないので技術的にも精通している必要があり、この部分の能力が欠落しているといたずらにコミュニケーションコストだけが増えて悲惨なディレクションになりかねません。
ディレクターが向いている人
ではここから実際に
「どんな人がディレクターになるのが向いているのか?」
という点について触れていきます。
マメな人
とにもかくにもディレクターは人とのやりとりがとても多いです。
会社で言うならばお客さんと直にやり取りもするし、部下にも共有や情報展開をしていかなければいけないあたり、中間管理職の役割と共通した部分が多くあります。
お客さんから受け取った連絡はすぐに返す必要がありますし、作業をお願いしている編集者さんとのやり取りも滞るとプロジェクト自体が後ろにずれ込んでしまうので、マメであることは最低条件となります。
多くの人との連絡・やりとりがストレスにならない人
上記したようにいろんな人と連絡を取ることになるので、コミュニケーションがストレスになりがちな人はデータは厳しいかもしれません。
しかし実際にオフィスで部下に指示を出したり、営業としてお客さんにコンテンツを売ったりするわけではないので、そういった意味では対人よりもハードルが下がる傾向にあります。
物事を俯瞰的に捉えられる人
また物事を俯瞰的に捉えられる能力はディレクターにとって必要不可欠です。
なぜなら自分自身が編集にのめり込んで案件の全体像を俯瞰できないと、スケジュール管理がそもそもできないからです。
「ディレクターが全然自分で作業しない」
という不満をもし持っているなら、できるかどうかの真偽を試すことはとても重要ですが、それは役割の分担を理解していないことが原因となっている可能性もあります。
「なんでもそつなくこなせるタイプ」の人
加えてデータの管理やマニュアルの作成、情報の共有・・・
できたほうがいいことなんて無限にあります。
そう考えると、様々なソフトをある程度使うことができたり、対人コミュニケーションにおいても問題なくスムーズに進められる人だったり、クリエイティブな領域でなくても人脈があるといったいわゆる
「なんでもそつなくこなせるタイプ」
という人はディレクターにはもってこいです。
まとめ
ツイートの内容でも紹介した通り、ディレクターは編集酒を飲みをする人とは役割が全く異なります。
これは仕事のフローがどういう方向に進んでいるかという話なのでどちらが上でどちらが偉いとか、そういう話ではありません。
逆に「ディレクターやってる俺スゲー」みたいなタイプの人がいたら要注意かもしれませんw
人間みな得意・不得意、向き・不向き、好きなことや嫌いなこと、いろいろあります。
マルチタスクをこなしてガツガツディレクションしていくのが好きな人もいれば、部屋にこもって自分だけの世界で黙々と作業をするのが好きな人だっています。
自分の性格や適性、社会のニーズをバランスよく捉えて自分の立ち回りを考えていきましょう。
それでは!