【勉強・仕事術】最速で成長する方法【賢く”パクる”】

あなたはパクると言う言葉を聞いてどんなイメージを思い浮かべますか?

ここでプラスのイメージをする人はあまりないでしょう。

これは”パクる”と言う言葉自体が”盗用”を示す場合が多く、もっと噛み砕くと、それは

「賢い誰かが考えた既存のものを何も考えずに同じように作れば成果が出る」

という思考に繋がるからではないでしょうか。

要するに”ズルい”ってことですよね。

でも本当にそうでしょうか?

似たようなものを作るならパクリに該当するのなら、”完全なオリジナル”とはなんなのでしょうか?

今回は、捉えようによってはパクリに該当するようなことでも、”賢くパクる”ことで誰よりも早く成長できる可能性について話していきます。

“パクリは悪”なのか

論点がずれないように最初に大事なことを言っておくと、僕は「パクリは悪ではない」と言うつもりではなく「いやいやそのパクリ方はあかんでしょ」て言う種類のパクリもあります。

何が言いたいかというと、

“盗作”はNGで”模範”はOK

ということです。

じゃあこの2つの違いは一体何なのかという話ですが、公共の場において金銭が発生するかどうかがまず大きな境界線です。

トレンドは常に二番煎じが横行する

例えば誰かが作った曲をそのままコピーして売り出したら、当然これは盗作ということで犯罪として裁かれます。

でも微妙な音階の違いを使って、メロディーにもちょっとした変化を加えてみたらどうでしょう。

雰囲気はほとんど同じまま”違う曲”となるわけです。

数年前、日本では”シティポップ”というジャンルが流行りましたが、新しいバンドがこぞって同じジャンルを演奏し始めました。

具体的なバンド名はここでは伏せますが、紅白歌合戦にも出ましたし、影響を受けたミュージシャンも多いはずです。

そうやって多くのバンドが同じジャンルを演奏するようになり、ムーブメントが発生します。

これが流行、つまりトレンドです。

消費に善悪もクソもない

ブームという大きな流れの中に「良いか悪いか」と言う概念は包括していません。

傾向や時代背景の影響はあるとはいえ、良いブームとか、悪いブームみたいなものはないはずです。

流行はいつも突然に発生して、人々は背景など気にも留めずただフォローし、似たようなものに金銭をつぎ込んで消費します。

これは何かの意思でコントロールできるようなものではありません。

“スタイル”もフォローの対象となる

そして流行に関して話をすると、何かに取り組む姿勢や生き方などの「スタイル」もまた、ムーブメントとなり得ます。

現代で言うと、例えばミニマリストといった生き方が一般化してきていますし、ライフスタイルとして模範となっていることもままあります。

スタイルにはパクリの基準がない→最も早く成長できる方法?

ここで注目すべき点は音楽などといった著作物と違い、スタイルに関しては細かな定義付けをすることができません。 つまり「パクリとして法律で裁くことができない」ということを意味します。

先に挙げたミニマリストの生き方という観点において、同じライフスタイルをなぞるという意味では”パクリ” と言ってもいいかもしれませんが、 よほど誰かの特定の特徴と酷似していない限りはそれもただのスタイルであり、ひとつのカテゴリーです。

そしてこの「手法を真似る」というパクり方が、先人たちから学ぶ最も早い方法と言っていいでしょう。

理由は簡単、先人たちが歩んだ巨人の足跡をなぞればいいからです。

多くの成功者はたくさんの失敗という経験に基づき数少ない成功を導き出していますが、 もしこれらの成功者が失敗した時の状況や原因を説明していたらどうでしょう。

それに倣って自分の今後の行動に転用しない理由はありませんよね。

パクるべき対象

これが誰にとっても身近でかつ安価で手に入るのが書籍の存在です。

数千円の価値で大きな成功を収めた人の脳内が少し覗けるのですから、 コスパは最強です。

また、この方法は何も著名人だけではなくて、身近にいる人から学ぶこともできます。

「反面教師」 という言葉とその意味も誰もが知っているかと思いますが、これはパクリという概念を逆さにしたもので「 パクってはいけない例」、つまり「こうなってはいけない人間像」という意味で使われます。

成果を出している人の行動をそのままなぞっても本家を超えることはできませんが、 明確な根拠や理論に則って実践するのであれば、 成功者の感覚を垣間見ることもできるかもしれません。

まとめ

何かとマイナスイメージがつきまとうパクリという表現ですが、賢く手法を真似ることで自分自身の力に大きく転用できる可能性も秘めています。

ただのコピーではなく、先人に倣い、自分なりに消化をして、これも自分で培ってきた感性や経験を上手に混ぜ、今後の行動に転用していきましょう。

それでは!