仕事や勉強の時など、集中力を発揮したい時こそ
「全然集中が続かない…」
「気づいたらボーッとしてる…」
こんな状況に陥ってしまっていませんか?
ただし、闇雲に机に座って気合を入れても、集中力は湧いてくるわけではありません。
そこで今日は、
集中力がどこから湧いてきて、どうやって工夫すれば維持できるのか
という部分を掘り下げていきたいと思います。
この記事を最後まで読めば、途切れがちな作業や勉強の時間を、効果的に伸ばす方法を実践できるようになるはずです。
目次
集中力の限界を知る
そもそもこの集中力とはどれくらい維持できるのでしょうか?
諸説ありますが
一般的に人間の集中の限界は25分と言われています。
「えっ短い!!」
僕も最初はそう思いましたが、これは一度につき集中できる長さです。
つまり、2時間とか3時間、作業や勉強をしていても、実際に集中力がピークに達しているのはそのうちの数十分なわけです。
タイマー、ストップウォッチを使う
と、いうことは、25分間、集中力を途切れさせるものを徹底的に排除し、ひとつのものに集中する。
そのあとに小さな休憩を挟めば、理論上は集中力を効率的に維持できる、ということになります。
※これはポモドーロ・テクニックと呼ばれる時間管理術です。
ここで役に立つのがタイマーです。
25分でセットしたら、あとはもう他のものには一切注意を払わず、そのことだけに集中しましょう。
大事なことは、タイマーが鳴ったら強制的にその作業を中断すること。
「今キリが悪いから・・・」とか「文章の途中だから・・・」というのはNG。
ここで時間を伸ばすとリズムが狂います。
何をしていてもそこでブツリと切り、トイレ休憩に行ったり、SNSをチェックしたりしましょう。
ちなみに小休止の時間は5分。このタイマーが鳴ったら、再び作業に戻ります。
そして”どの作業にどれくらいの時間がかかったのか”を知るために、ストップウォッチも併用して使うといいでしょう。
スマホのアプリではストップウォッチとタイマー、どちらも標準装備されていると思いますので、高機能なものでなくてもそれでOK。
ただし、実施した日時や時間は記録しておくのが吉です。
参考記事:記録のをすることの重要性(https://rui-blog.net/archives/242)
「小休止」と「中休止」と「大休止」を使い分ける
ただ、もちろん、集中力の維持にこのサイクルがいくら最適だからといって、その効能が無尽蔵に続くわけではありません。
一般的に実践されているポモドーロ・テクニックはこのサイクルを4回繰り返し、そのあと
”仕事とは全く関係のないことをして脳を完全に休ませる20〜30分の休憩”
を取る必要があります。
僕は勝手にこの休憩時間を”中休止”と呼んでいます。
そして1日に数回、食事などを摂る1時間前後の”大休止”の時間も設定します。
ここで昼寝をしたり、学んだ事を同僚や友人にアウトプットをするなどすれば、記憶効率がアップしたり、リラックスをすることに繋がるでしょう。
眠くなったら寝る
そして睡眠不足や昼食後に眠気に襲われたなら、いっそ寝てしまいましょう。
机に突っ伏して15分寝るだけで、頭はスッキリするし、やるのとやらないのとでは全然違います。
これは実は信頼性の高いデータがあり、実際にGoogle、Uber、Nikeなどの名だたる企業でも昼寝が推奨されており、社内に仮眠スペースまであり企業も海外では少なくありません。
日本ではなかなか仮眠を取る場所を確保するのが難しいと思いますが、僕が愛用していたのはネックピロー、耳栓、アイマスクのセットです。
ネックピローは空気を入れて膨らませることのできるタイプもあるし、オフィスでの保管に重宝するはずです。
耳栓とアイマスクがあれば音や光に邪魔されることなく、瞬時に眠りへ就けます。
ネックピロー
アイマスク
耳栓
集中できる環境をつくる
集中できる環境とは何も、新しい部屋を借りたり、何かを買ったりすることではありません。
集中を途切れさせる要素になり得るものを全て遮断する、ということです。
典型的なものはメールやラインの着信音です。
スマホの通知は電話以外はオフにし、気が散ってしまいそうならメールの返信や細々とした作業は先に済ませるなり、後でまとめて処理できる時間を確保しましょう。
マルチタスクをしない
職場やポジションによっては全体を定期的に確認しなければならない状況もあるので難しいかもしれませんが、マルチタスクも集中力を落とす原因になってしまいがち。
できているつもりでも、少し気が逸れるだけで急上昇していた集中もフッと消えてしまうので、作業中のものに一点集中がベター。
姿勢・場所を変える
同じ座った姿勢を保たないといけないのも、疲れます。
特に木やプラスチック素材の椅子だと、すぐおしりが痛くなって、僕は全然集中できません笑。
今使っている低反発クッションは椅子を選ばず、敷くだけでかなりの効果があります。
また同じ体勢に飽きたらパソコンやノートを持って違う部屋に移動したり、ソファに座って作業をするのも良い気分転換になります。
何もしない時間を作る
そして長期的なスパンで考えると、しっかりと休みを取ることも重要です。
仕事や勉強のことを何も考えない時間を作るのと作らないのとでは、その後のパフォーマンスに大きな差が出ます。
「今日は何もしないぞ!」
そう宣言して、今度は逆に”脳ミソをとことん使わない時間”を意識してみましょう。
まとめ
どんな優秀な人も、天才でも、動き続けることはできません。
オンとオフのバランスが重要なのです。
集中力を維持する最大のポイントは、細かいテクニックよりも”取捨選択”です。
やるべきことはもちろん、やらないことを選ぶことも重要です。
他の人にも任せられるものは思い切ってお願いしたり、生産性の低層な手段を選択肢からはずすことも重要です。
それと、上記で紹介したポモドーロテクニックに関して、僕はこの書籍から多くのヒントを得ました。
また、一点集中してマルチタスクをなくす、という点においては、コンピュータの研究者であるカル・ニューポート著のDEEP WORKという書籍の中に多くのヒントがあります。
よければ参考にしてみてくださいね。
それでは!