ルイ
僕が以前ディレクターになった経緯などを話した動画でも少しお話しましたが、一人での作業は物理的に限界があります。
とは言っても、いきなり外注するとなると不安だという方もいるはずです。
そこで今回はチームを編成する時、募集を行って応募者を選定した際の基準や、クラウドソーシングなどを使って外注するときに気をつけているポイント、優秀な編集者を探す際のポイントについてシェアしていきたいと思います。
目次
「優秀な編集者」の定義をしよう
根本的な部分ですが、仕事とは人と人とのやりとりが必要不可欠なので、まずは自分にとって
「どういう編集者が来て欲しいのか」
という定義付けの部分からしっかり始めましょう。
- 卓越した技術を持っている人がいいのか
- 技術は今はいいから人柄の良い人が欲しいのか
- ただ作業集中してくれる人を探すのか
- 事務作業を強いオールマイティーの編集者が必要なのか
この部分は実際に担当している案件次第によっても変わってくるかと思いますが、人間、つまるところ相性です。
細かい仕事のやりとりをしても自分にとってストレスを感じない人と仕事をするのが最良と言えるでしょう。
優秀な作業者の特徴
ではここから、個人的にどういった人を「優秀」と定義をしているかという部分について細かく触れていきます。
真面目な人・熱意のある人
とにかく根幹の部分ですが、これがないと一緒に仕事しててもしんどいです。
他人の動機まではコントロールできないので難しい部分はありますが、作業が好きだったり、人とのコミニケーションが好きだったり、いずれにしても仕事のどこかの部分を
「自分が好きだからこの仕事に取り組んでいる」
と言う意思がはっきり伝わる人とは仕事がしやすいです。
逆に、人間味は全く感じられないパターンは、個人的にはあまり進んで一緒に仕事をしようと思いません。
営業文のテンプレートを貼り付けてそのまま送ってくる人も珍しくありませんが、厳しいことを言うと、この手の応募メールは簡単に見分けがつきます。
自分が募集している内容と、応募してきている内容の乖離が見られる人を採用したいと思う人なんてどこにもいません。
提案は「課題の解決を具体的に示す手段のひとつ」に過ぎません。
この根底の部分で “熱意、真面目さ” が伝わらなければ、採用されるのは一気に難しくなります。
自己成長できる人
“自走力” と呼んでもいいかもしれません。
案件や作業を通して自分の力で関連するスキルや情報を吸収し、成果物に転用できる人というのは、少ない指示出しで大きな成果を返してくれるので大変重宝されます。
これは仕事のやりとりを実際にしてみればできるかどうかはすぐに判別できます。
そして重要な事は、これは持って生まれた才能などではなく、後から十分習得することもできる考え方なのです。
この辺については別の記事でも深く掘り下げたのでよければ参考にしてみてください。
仕事ができる人のタイプとその特徴逆は「言われた事しかやらないタイプ」です。
以前出した指示や修正を覚えていないことも多く、
「同じことを相手に言わせるのが二度手間になってしまう」
という意識がそもそもないので、話が早い人が別にいるならばそちらの方に仕事をお願いしたいというのが本音です。
優先順位の選定ができる人
仕事を進めていく上で、この優先順位の選定ができるかどうかはかなり大きいです。
なぜこの優先度を考えられる能力が必要なのかと言うと、それはクライアント・案件ごとに目的が異なるからです。
YouTuberの動画の編集であれば視聴回数を伸ばすことやチャンネル登録者数を増やすことがゴールとして設定されることが多いですが、例えば広告となれば話が全く変わってきます。
今度はCVR(成約率)を最重要項目とし、関連するあらゆるデータを読み取りながら仮説を立て、検証することのできる能力が必要です。
目的が変われば手段も変わるので、最終的に作業における優先順位も変わってきます。
数時間単位で売り上げが全く変わってくる広告の動画においては、細かな配色やテロップの良し悪しよりも世に出すスピードが早ければ早いほうがいい、という時もあります。
クライアントがそういう意向なのに、作業者が無駄なこだわりを持って納品に遅れが出てしまっては、本末転倒です。
「目的は何なのか?」
を常に留意し、逆算して手段を見つけ、優先度をつけながら限られたリソースを適正な配分で振っていく。
これが出来る人はもうフリーランスだろうが会社員だろうが、どこに行っても引っ張りだこです。
報告・連絡・相談・共有ができる
仕事の報連相は知っている方も多いと思いますが、それに加えて共有をできる人は一緒に仕事をしていてかなり楽です。
例えば、一見仕事に関係のなさそうな部分だけど人によってはどこかしらが仕事のヒントになり得るような情報を見つけたときに
「この記事のこの部分仕事に活かせそうなので、共有します」
とシェアしてくれると、すごく嬉しいし、助かります。
その人の思考プロセスや仕事の進め方、重きを置いている部分というのは、一緒に仕事をしても拾い切れない部分が多分にあります。
「なぜそれが有益だと思うのか」
と言う考え方そのものを共有してもらうことで仕事を降りやすくなったり、その後のコミニケーションが円滑になったりします。
「仕事の時は仕事の内容のやりとりだけに終始し、無駄と思われる内容の話は避ける」
どことなく日本の空気感はこんな風潮が漂っている気がしますが、個人的にはみんなでどんどんアイデアを出し合ってブレストし、お互い褒め合いながら、足りないところはお互いに補い合って前に進んでいくのが好きです。
そういう理由から僕は、些細なことでも共有してくれる人を大事にします。
まとめ
優秀な人材というのは業界や業態によっても全く異なりますし、その時使われている主要なスキルも時代によって異なるので一概に言う事は難しいですが、どの時代でも「モテる人」の根幹の部分は昔から変わっていないような気がします。
状況によって適切に対応し、常に目的と、最適な手段を間違えないよう意識していきましょう。
それでは!