ルイ
どんな仕事にも共通したことが言えると思いますが、その仕事のスキルだけを身につけるより、少しかじる程度でもいいから幅広いスキルや知見を広めることで「それしかできない人」との差別化を図ることができます。
僕は去年2019年11月、台湾在住時に動画編集のスキルを勉強し、運のいいことに案件にも恵まれ現在はそれ一本で食べていけるようになりましたが、感覚的に
「最低限程度でいいから網羅的な知識やスキルがないと生き残っていけない」
という直感がありました。
今回は動画編集や映像関係で仕事をしている人に、一緒に習得するべき重要なスキルや考え方について共有していきたいと思います。
目次
デザイン
まず最初に帰ってきたのが「デザイン」について。
デザインと一言に言っても幅が広すぎて、奥の深さも底無しなのですが…
素材や文字列の配置に気を配る、色合いを考える、雰囲気にあったフォントを選択する・・・
などなど挙げ始めるとキリがありません。
テザリングが中に関しては YouTube 上でもたくさんの動画がありますし、書籍も多く販売されているので比較的、入口は広いのかなといった印象です。
また、配色については以前購入した配色デザイン手帖というものがとってもす素晴らしく重宝しているので、それについて書いた記事を共有しておきたいと思います。
配色デザイン手帖が役に立ちすぎてすごい【デザイナーだけでなく動画編集にもオススメ】他のAdobeソフト
続いてAdobeのソフトについて。
Adobeのソフト等は網羅的に学習するとほとんどどんなコンテンツでも作ることができるくらい、色々なことができてしまいますが、
今回はあくまで「動画は映像関係の仕事をしている人にとって親和性の高いソフト」をピックアップして書いていきます。
After Effects
言わずもがな、Premiereと一番相性がいいと言っても過言ではないソフトです。
Premiereが動画を構成する要素を組み立てるのに向いているソフトであることに対して、Aeは本当に様々な事ができます。
アニメーションを作成したり、ハリウッド映画顔負けの合成映像や VFX を作ることもできます。
それも専門学校に通うことなく、学習の仕方を工夫すれば自宅でだってできます。
インターネットを使ってどんなこともいつでもどこでも学習できる時代だからこそ、汎用性の高いスキルはどんどん吸収して市場価値を高めていくことが重要です。
Aeについてもできなさすぎて勉強する事を決意したきっかけがありました。
同じような状況に陥ってる人は是非一読してみてください。
【動画編集】Premiere Proだけの編集に限界を感じた瞬間【After Effectsの重要性】Audition
動画編集をしている人のブログやツイッターなどを見ていても
「Premiereはある程度扱えるけどAuditionはさっぱり・・・」
という人はよよく見かけます。
これは個人的な予測なのですが、動画市場が発達していく連れて視聴者の観るレベルもどんどん上がっていくことになると思います。
そこでより高品質の編集や施しが求められる上で「音声」というのは大きな存在感を出すことになると考えています。
YouTube などで動画を見ていると音量感が整っていない動画も数多く存在していますが、そういった小さな要素が安っぽさを生み出してしまいます。
高品質のものを仕上げていく上でお店はとても重要な要素になっているので、ごく初歩的なものでもいいので音響にかんする知識、ソフトをさ最低限扱えるようになっておくと大きな差別化につながるかもしれません。
Photoshop
YouTube にとってとっても大切なサムネイル画像ですが、作成はPhotoshopを使っているという人が多いと思います。
正直な話パワポでもKeynoteでも作れてしまうのでPsにこだわる必要はないかと思いますが、こちらも先述した通りハイレベルなサムネイルが一般化するとより高いレベルのものが求められてくるようになるので、
できることが重いPhotoshopをマスターしておくというのはとても大きなアドバンテージになります。
Illustrator
これは特に0ページからコンテンツを制作していく上で言えることですが、「ゼロイチから コンテンツが作れる人」というのは本当に強いです。
動画編集と言うと多くの場合動画素材を加工して一つの土曜作り上げていくイメージになりますが、何もない状態から作品が作れるというのは誰にでもできることではありません。
そこで 簡単なイラストを作成するスキルや、見栄えの良い座布団(テロップの下に敷くもの)やバナーを作れるとそれだけで品質が一気に上がります。
また、広告動画を作る際にもAeとの親和性がものすごく高いので、作ったイラストをレイヤー単位で動かせるようになると、唯一無二の作品が作れること間違いなし。
Adobeのソフトを学習する重要性については別の記事も書いたので、興味があればそちらも参照してみてください。
Adobeを制すものはノマドを制す!?【ソフト独学のススメ】撮影
これはどちらかというと映像制作よりの話になってきますが、映像に対する知見があるのとないのとでは、動画を作る際にも出来上がりに大きく関係してきます。
それと単純に「撮影〜編集まで完結できる人材」というのは案件も撮りやすいし、ここに良い素材を引き出すことのできるコミュニケーション能力が加わると、無双できます。
撮影の勉強は少しかじるだけでも得られるものが大きくあるので、是非トライしてみてください。
OAスキル
クリエイティブな仕事だからといって、事務作業も全くしなくてもいいというわけではありません。
バックオフィスという存在がいて数字周りの事は全て担当してくれるのであれば話は別ですが、多くの場合、売り上げや外注費の管理、すなわち経理全般も自分自身にやらなければいけません。
その時に Excel や Google スプレッドシートが使えるかどうかというのは大きなポイントになります。
また、基礎的だとしても簡単な事務作業ができると情報の可視化も楽になるので、他の人と一緒に働く時も楽になります。
これについても、別記事がありますので、よかったらどうぞ。
【フリーランス向け】OAソフトが全く使えないとヤバイ!?ビジネスリテラシー
少し厳しいことを言いますが「編集マンとして編集だけやって行くんだ俺は!」というスタンスなら何も言うつもりもありませんが、
もしも自分のビジネスを少しずつでも大きくしていきたいという気持ちがあるならば、ビジネスリテラシーは必須になります。
編集だけしかないとなると、よほどそのスキルが突出していない限り、戦っていくのは厳しいです。
なぜなら、ビジネスリテラシーがないと、特に対企業で交渉や商談をしても、お話にならないからです。
経営者や決裁権を持ってる人と話していると、経営上必要な考え方や、難しい言葉も飛び交います。
またクリエイティブと報告は密接した関係にあるので、広告を運用する上での難しい専門用語バンバン出てきますし、それらに対応できるビジネスモデルの理解や語彙力がないと話が前に進まないのです。
しかもビジネスに対する素養がないと、自分自身のビジネスを構築することもできません。
この辺は僕にも全然足りていない部分なので、書籍を読んだり人から話を聞いたりして日々学習しています 。
まとめ
クリエイティブの領域だからクリエイティブのことだけやっていればいいということではなく、浅くても網羅的な知識を培うことでリスクヘッジに繋がります。
特化するポイントは押さえておきながらも、手広くいろんなことに挑戦して、市場価値を上げていくことで需要の途切れない人材になることができます。
そのために今何をするべきかを考えることが大切です。
僕自身、今後も身を引き締めて色々なことを学習していこうと思います。
それでは!