みなさんは「これからは個の時代だ」という言葉を聞いたことがありませんか?
僕はここ数年でいくらだとなく聞いてきましたが、聞き始めの頃は正直その意味がよくわかっていなかったように思います。
「個の時代って何?反対の意味はなんなの?」
みたいな感じでした。
僕は、さかのぼると去年2019年5月頃、台湾在住時からいわゆるノマド的な働き方を始めてパソコン1台で稼げるようになることを目指していろいろな仕事や在宅ワークに手を出してきましたが、その過程で「個人の時代」というのがどういうものを指しているのか感覚がつかめてきました。
そしてその時代が到来する上で、個人が徹底するべきマインドセットについて気付く部分があったので、今回はこの部分にフォーカスして話をしていきたいと思います。
目次
個の時代とは
まず「個の時代がなんなのか」という部分を僕なりに明確にしておきたいと思います。
これは
「これまでは資本力=影響力の大きい企業や組織でしかできなかった発信活動やコンテンツの制作を、インターネットとプラットフォームの掛け合わせで個人レベルからできるようになってきた」
ということだと、解釈しています。
インターネットビジネスという言葉を聞いて何を思い浮かべますか?
「なんかよくわかんないけどとにかく怪しい」
という人も多いかもしれませんが、 “インターネットビジネス=怪しい” という先入観を持っているのは現代において危険かもしれません。
それほど、実際に多くの個人が大きく稼ぐことが可能になってきていて、しかもそれは詐欺や悪いことをしているわけでもなく、顧客の満足度を勝ち得た上でそういった事業を展開している場合も多くあります。
逆に言えば、詐欺まがいの事が横行し、情報弱者と呼ばれるインターネットリテラシーが低い人が搾取されている現実もあります。
でもそのリテラシーでさえ、きちんと自己投資すれば自分自身の力で身につけることだってできます。
騙す方が悪いのか騙される方が悪いのか、ここではその論点には触れませんが、どちらにせよこれからの社会が個人に対して依存する部分が大きくなっていけばいくほど、情報を持っている人間が生き残っていくことになります。
個人で生き抜く上で必要なマインドセット
それではここから具体的に個人で生きていく上で必要なマインドセットについて触れていきたいと思います。
ブレない軸
まず、ブレない軸を持ちましょう。
どんな人と仕事していても思うのは、ブレブレな人は生き残れません。
さらに、ブレている人は、最低限必要な自己分析できていないということがほとんどなので、信用に欠くことが多く、さらにそれすら自分で気付けないという致命的なポイントになりかねません。
これは頑固になることではありません。
逆に、ある種の境界線は常に持っていないといけないし、でもはっきり聞かなければいけない時だってあります。
小さな会社でも組織でも、理念をきっちり持って守り通しているところは信用を得やすく、一度仕事をした後も継続してお仕事を頂ける機会が多いという印象です。
イエスマンは生き残れない
どんな仕事でも二言目には「はい!」で引き受けてしまう通称「イエスマン」がいますが、これも注意が必要です。
引き受けたい案件しか舞い込んで来ないのであれば話は別ですが、この手のタイプの人は優先度のつけ方が甘く、 目先の利益ばかり追いかけてしまう人が多いのも事実です。
その時の自分のスキル=市場価値と、自分が出している見積もりがちゃんと釣り合うなければ満足した仕事をこなすことができませんし、クライアントさんに対する価値提供も濁りが出てしまいます。
またイエスマンとは一緒に仕事をする人も辛い思いをしがちです。
「クライアントさんの言うことであれば何でも聞く」というようなタイプの人間がディレクターなんかになると、彼の指示を受けて働く作業者の方は大変です。
ここまでは OK だけどここまでは NG といった具合で、きちんとした線引きができる人材になることで、個人が強い時代が来ても生き残ることができる可能性が上がります。
強いコンテンツ(商品)を持て
また金銭を得るうえでとても重要になってくるマネタイズの部分ですが、これは結論を言ってしまうと強いコンテンツを持っている個人が最終的に生き残ります。
今まで情報系を含めた商材というのは、長くノウハウが蓄積した企業が販売することが一般的でしたが、インターネットがそのボーダーをなくしつつあります。
むしろボリュームによっては意思決定をたった一人で行える個人の方が立ち回りがしやすく、導線までの結びつき方についても、大規模な組織よりも効果を生み出せることもあります。
「今何のコンテンツも持っていないし作るのにどれだけ長くかかるかわからない」
という人も多いと思いますが、現時点で心配する必要はありません。
多くの情報に触れて自分がスキルを伸ばす傍ら、最終的に自分の商品を持つことを意識して様々なことに取り組めばそれで OK です。
アイデアやノウハウは、先に進んでいく過程で浮かんだり身につくはずです。
まとめ
世界的にコロナウイルスが蔓延して経済に甚大な影響を与えている昨今ですが、今まで人々の上に成り立っていた安定という概念は音を立てて崩れ始めていると感じます。
その渦に巻き込まれないためには、どんな時代でも求められる市場価値の高いスキルを身につけて、同時にどんな社会でも生き抜くことのできる知識とノウハウが必要です。
ただで全てを手に入れることはできませんが適切な場所で適切な投資を行い、生き延びるために必要な要素を少しずつ集めていきましょう。
それでは。