みなさんは、動画でも静止画でも音楽でも、ナマの撮影現場に行ったことはありますか?
先日、以前から付き合いのあった友達のカメラマンからアシスタントとして働く機会をいただけたので現場にお邪魔してきました。
僕は普段撮影した動画を編集する立場にいますが、現場でしか得られない情報や空気感、 何よりもプロの仕事に対する姿勢のような部分でとても得るものがあったので、 今日は実際の撮影現場で得られた事について触れていこうと思います。
目次
撮影の概要
先日、こんなツイートしました。
元々お互い面識はあったし、ライブ会場でよく顔を合わせる関係性で僕の所属するバンド”tatara”のライブの撮影をお願いしたこともあります。
Twitter上でもフォローフォロワーの関係だったので、お互いにどこでどんなことをしているかくらいの認識はありました。
僕が動画編集を始めたということを相手は既に知っていたので、撮影の現場でアシスタントや助手が必要な時は声をかけて欲しい旨を伝えてあったのです。
そしてありがたいことに現場にお邪魔する機会をいただき、着物や帯を撮る案件に携わらせていただきました 。
プロの仕事を間近で見れることの希少性
考えてみれば当然の事なのですが、プロが実際に働いている現場をすぐ横で見れるというのは大変貴重な機会で、滅多にあるものではありません。
僕はもともと音響関係のエンジニアでもあったので、レコーディングや PA の現場には比較的なれているし動き方を把握していますが、写真や映像の撮影現場に関してはほとんど初めてのようなものだったので、
プロの仕事に対する意識や空気感に圧倒されました。
セッティングから機材の使い方も少しずつ教わり、実際に撮影している瞬間も間近で見て、いろいろな学びがありました。
失敗は許されない世界
技術系の現場であればおそらくどこも似たような雰囲気かと思いますが、ある一定の基準を超えた緊張感のようなものが空気感となって、肌で感じれるほどに漂っています。
これは失敗することに関する危機管理意識の高さのようなものが知覚できる状態になって表れているのだと思います。
例えば撮影の現場だったら「カメラが回らない」というのは最悪中の最悪のケースです。
他にもミスにつながる要因は思いつくだけでもかなりたくさんの要素が挙げられます。
- バッテリーを充電していない
- 機材の忘れ・故障がある
- 周辺機器が正しく動作しない
- ケーブルなどの接触不良
- クライアント側の想定外のリクエスト
などなど、現場というのは常に予想不可能な変数にあふれています。
そんな中で自分の立てたスケジュールに則って着実に一つずつ仕事をこなしていくというのは、様々な分野におけるマネジメント能力が必須です。
性格や相性などの関係もありますが、これらの膨大な課題をクリアして成果物を作り、報酬を受け取るという一つの仕事の流れを間近で見て、僕は何か尊さのようなものを感じました(突然の悟り)。
機会を自分から作る
今回の一件で撮影した着物や帯をレタッチする作業を、昨日カメラマンと一緒に行いました。
撮影にお邪魔させてもらえるだけではなく、その後の編集作業まで手伝わせて頂けるなんてまたとないチャンスだし、普段どのようにしてプロが写真を撮影しているのか、それをその後どのようにして編集しているのか、というお金を払ってでも知りたい情報を見ることができて、とても刺激的な経験ができたと感じます。
今回の件を通して強く思ったことがあり、それは
自分から積極的に動いて学ぶ機会を作らなければいけない
ということです。
今回は完全に僕のラッキーパンチでありがたいお話をいただくことができましたが
「明日現場なんだけど来れる?」
という連絡にも3秒で応じましたし、急に到来するチャンスに備えてある程度のリソースを常に確保しておくという部分と
「流れてきたチャンスは絶対に逃すまい」と自分から取りに行く姿勢というのはいつでも持っておいた方がいいなと再認識しました。
もしも身近にこのような現場はで活躍しているカメラマンなどが知り合いにいたら
「現場があれば是非自分を使ってほしい」
という旨を伝えてみてみましょう。
この一言があるのとないのとでは、大きく違います。
一番重要なのは自分が相手の仕事に対して興味を持っているということをアピールするという点です。
まとめ
人生初の写真の撮影現場は、僕にとって新しいことの連続で、大きな学びたくさんありました。
こういった撮影の機会にお邪魔するチャンスがあればどんどん行ってみようという気持ちにもなりましたし、 逆に自分がそういう環境を提供できる側になって、いろんな人に新しい経験を与えられるような人になりたいと思いました。
身近にこういった技術職のフィールドで活躍している人がいたら、是非声をかけてみて自分から機会を作れるように動いてみてください。
人生を大きく変えるきっかけが見つかるかもしれません。
それでは!