あなたは、どんな効率化の方法を持っていますか?
最近、動画編集の仕事をしていく中で、クリエイティブな作業が出てくる場面が多くなってきたのですが、困ったことがあります。
それが
ドツボに入って泥沼から抜けれなくなる
です。
ほんの一瞬のシーンなのに、細かい調整をしていたらあっという間に数時間が経過していた…。
なんて経験をしたことがある人も多いはず。
そこで今回は、日頃の作業を効率化させたり、あれこれ悩まずに済む思考プロセスについて触れていこうと思います。
目次
時間を記録する
まず、時間を測る。
これを徹底してください。
アプリに関しても特別なものを使用する必要ありません。
機能としては一時停止ができて、ラップ機能で工程ごとの時間が計測できればそれでOKです。
自分の時間の使い方がそもそも最適化されているかどうか、時間を測らない限りは知る由もありません。
そして「いつ作業して、どの工程にどれくらいの時間がかかったのか」を記録しましょう。
将来的にこの時のことを振り返ることができる状況を作るために、デジタルで、できれば拡張性の高い表計算ソフトなどに記録しておくといいでしょう。これで後から検索するのも容易になります。
あらゆる記録を残すことの重要性については、この記事でも触れているのでよければ参考にしてみてください。
記録をすることの重要性【記録のすヽめ】最適解を常に思い描く
なぜドツボにハマってしまうのかと言えば、答えはひとつ。
正解が見えないからです。
ならば「このパターンの時はこれ!」という、テンプレートを頭の中に作ればいいのです。
要するに、迷う時間と余地を失くすことで作業効率は格段に上がります。
実際問題、死ぬほど悩んで出来上がったデザインが自分の傑作になることもあるので、悩む時間が全て悪だと言うつもりは毛頭ないですが、引き出しは多いに越したことはありません。
また、ワンパターンにならないために、応用技を使ったり、他の人のデザインを日頃から見て、自分だったらどう転用するか常に意識することで、沼にハマらずともレパートリーを増やすことも可能になります。
とりあえず80%のクオリティで最後まで走りきる
こだわりたい気持ちはわかります。
クリエイターたるもの、その時の作品に全身全霊を捧げたいもの。
しかし、肝心のクライアントは、そういう細部のこだわりよりも、スピードを意識していることなんかも往々にしてあります。
ならば「これならとりあえず人に見せられるレベルだな」という段階までスピード重視で持っていき、細部にこだわるのはその後にしましょう。
まずは完成させ、余った時間でクオリティを上げるように意識すると、効率は上がります。
どこで時間がかかっているかを考える
もしもこだわりや独創性ではなく、システム的な部分で何かの障害に躓いているとしたら、その根本的な問題や仕組みを変えることを検討しましょう。
いっつもここで時間かかっちゃうんだよな…
と諦めるのではなく、
- どうしたらその時間を短縮できるのか?
- 方法はないのか?
- 他のプロはどうしているのか?
そういった視点から見てみることで、何かが改善する可能性は大いにあります。
直に質問する機会を作ったり、オンラインサロンに入ったりするのも良い手段だと思います。
時間を短縮する方法を考える
新しい方法を気付いたり、他の人から教わった時に
自分はなんて効率の悪いことをしていたんだ…
と絶望すること、ありませんか?
僕はよくありますw
その方法が今の環境下で最適化されているかを常に考えることで、時間がかかりがちな作業の短縮方法がわかるかもしれません。
ここで重要なのは
「本当にこの方法でいいのだろうか?」
という “疑う心” です。
他の人の作業を見る
プロは総じて仕事が早いもの。
でも、彼らはなぜ仕事が早いのでしょう?
答えは、最適解が頭に入っていて、無駄がないからです。
迷う時間も、効率の悪いプロセスもありません。
これは時間をかけてその作業の最適解を考えてきた、玄人にしかできないことで、そういった小さな要素の積み重ねが、プロをプロたらしめている部分だったりします。
ということは、作り方や仕事の実際の動きを見ることで、その仕事術の一部を自分のものにできるかもしれません。
この観点から、YouTubeなどでプロが実際に作業しているチュートリアルなどを見るのはかなり多くのヒントが散りばめられており、成長するきっかけにもなり得ます。
効率化できる道具を買う
そして複数の複雑な操作で成り立つ動作を、ひとつのボタンに完結することだってできます。
例えば、ダブルクリックして選択状態にして、テキストを消し、中央揃えにして、新しい文字を入力する…
僕の仕事のひとつである動画編集でもこういった仕事の過程は膨大にありますが、それをスイッチ一つで実行することも、効率化に繋がります。
数秒しか変わらないと侮るなかれ、その小さな時間が積み重なって、大きな無駄を産んでしまっているかもしれません。
多機能マウスで動画編集を効率化する方法を以前、この記事にて解説しましたが、これもその例の一つです。是非参考にしてみて下さい。
G502WLを動画編集で使い倒してみた【ステアーマウスで超有効活用】まとめ
作業時間を短縮するテクニックはたくさん存在しますが、基本的に大切な考え方は
- 迷いを捨てること
- 無駄を失くすこと
- 一旦最後まで走り抜けること
です。
基盤ができなければ、いつまで経ってもその上に積み上げることはできません。
一番重要な基礎部分を、どうやって最速で組み立てるか。
そう考えながら時間を測り、日々の成長を記録しておきましょう。
ひとつのモチベーションに繋がれば幸いです。
それでは!