ルイ
外注というのは仕事の一部、もしくは全部を他の作業者に受け渡して、ディレクションと実務作業を分業化したりすることを指します。
案件というのは基本的に一人で受注して、最後まで完遂するのが基本的な作業の流れかと思いますが、外注することも視野に入れることで効率よく案件を進めたり、時間を短縮して自分の可処分時間を増やすこともできます。
何より、時として金銭よりも重要になってくるノウハウや、ディレクションをする上で得られる大きな恩恵というものもあるので、個人的に外注化というのは積極的に行っていくべきだと考えています。
そこで今回は、外注化をすることで得られる効率化や、自分の成長につながる可能性について話してきたいと思います。
目次
現在の状況を正確に把握する
まず外注化の最初のステップとして
「自分自身の現在の状況を出来るだけ細かく出来るだけ正確に把握する」
というプロセスを踏む必要があります。
なぜなら現状、すべての部分で最適化がなされており、すでにパフォーマンス100%の状態であれば外注などする必要性がないからです。
むしろ第三者に情報の一部を受け渡すということは、それが漏れてしまうというリスクも孕んでいます。
ここで自分自身の状況をぼんやりと考えていくのではなく、紙に書き出したり表に起こしたりして「可視化」するように心がけてください。
現状を分析→カテゴライズ分ける
具体的にどのように可視化していくかというと、以下4つの要素にカテゴライズしていきます。
4つのカテゴリー
- 効率化するべき要素
- 効率化できない要素
- 効率化した方がいい要素
- 効率化しない方がいい要素
まずは①と②の境界線をハッキリさせるところから始めましょう。
そして①にカテゴライズされた内容を「具体的にどうやって外注していくか」を考えると、やるべき行動フローを作成し、行動レベルにまで落とし込むことができます。
③と④については、外注することに慣れてきて、正確に境界線が引けるようになってから考えると、なお効果が得られる段階です。
外注化の具体例
例えば僕のように映像制作・動画編集を生業として仕事をしている人だったら超ざっくり、こんなステップになるはずです。
まずこのフローを見て一番最初のステップの仕事の受注や調整を行っていく段階はどう考えても外注化することはできませんよね。
※こんな場合は別:
フリーランスの中でも事業内容を正確に把握していて、営業専門として案件内容の調整から提案、見積もりまでできる営業部隊がいる場合
外注化できそうな部分をリスト化する
しかし②〜③の実務作業の部分に関しては、効率化をするために部分的に作業を分担する事ならできる可能性はあります。
分かりやすく YouTube の編集案件を例に出すとしたら
- テロップ用の文字起こし
- BGM の選定
- BGM のループバージョンの作成
- 動画内で使用する素材収集
こういった作業内容が挙げられると思います。
最初は特にですが、自分が直に手掛けなければいけない部分が多いです。
これは新規で何かを始める時は当たり前のことで「過去のデータ・参考資料」がない状態からスタートするからです。
要するに最初が一番しんどいわけです。
しんどすぎて、最初は頑張って耐え抜きましょうという記事を書いたので、興味がある方は参考にしてみてください笑。
副業は3ヶ月耐えるとグッと結果が出る話【最初が一番しんどい】作業工程を可視化した資料=マニュアルを作る
何度もやりとりを続けていると、ある程度パターンや好みの傾向というのが見えてくるようになります。
これをマニュアルという形で可視化すれば、第三者に仕事を頼んでもスムーズに作業をお願いできるケースは多分にあります。
さらにこのマニュアルを作成するメリットは別のところにもあります。
作成した資料をクライアントさんと共有することで
- 認識の齟齬を防いだり、
- そこからさらに着想を得て作品をより良いものへと昇華させることができる
という可能性も生まれます。
つもり、少しでも
「今後リソースを使うことに使ってスキルを身につけた、違う分野の案件に挑戦したい」
という考えを持っているなら、特に必要に迫られていなくても、資料作り・マニュアル作りを日頃からコツコツ進めていくことをお勧めします。
まとめ
外注化や仕組みを作るということは、業務を効率化し、自分の可処分時間を増やし、新しいスキルやノウハウを習得することもでき、一言で言うと
どこに行っても重宝される存在 = 市場価値の高い存在
になれる可能性を大きく拡げてくれます。
挑戦するだけでも多くの学びがあり、実際に自分が仕事を発注する時でなく受注する時にクライアントさんとやり取りする時の折衝もスムーズになります。
今後時間を有効活用して立ち回っていきたいと考えている人はぜひ挑戦してみてください。
それでは!